北海道空知日台親善協会

2022年9月第2週TOPICS(台北駐日經濟文化代表處札幌分處)

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】

20229月第2週TOPICS

 

 

【日華懇議員団、10月に台湾訪問 国慶行事に参加へ―政治―】

日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の古屋圭司会長は7日、日華懇の議員団が来月8日から10日までの日程で台湾を訪れ、中華民国(台湾)の建国記念日「双十国慶節」(10月10日)を祝う行事に参加すると発表した。日華懇が大規模な議員団を組織して訪台するのは新型コロナウイルス流行後初めて。衆院第1議員会館で開かれた総会後、取材陣に対して明らかにした。総会では、先月下旬に台湾を訪問した古屋氏と木原稔・日華懇事務局長が訪台の成果を報告した。160人余りの国会議員やその代理が出席し、台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)や蔡明耀(さいめいよう)副代表も招かれた。古屋氏によれば、議員団の人数は20人以内に抑える。外部との接触を極力避ける「外交バブル方式」での訪問となる。また総会では、台湾、米国、日本の国会議員による「戦略対話」を年内に開催することも確認した。戦略対話は昨年7月に初開催された。

中央社フォーカス台湾:2022年9月8日

 

 

【「民主主義パートナーとの連携深めたい」 蔡総統、米議員団と会談―政治―】

蔡英文(さいえいぶん)総統は8日、米国のステファニー・マーフィー下院議員(民主党)率いる超党派の米議員団と北部・台北市の総統府で会談し、台湾は脅迫に屈せず、退かず、積極的に民主主義のパートナーと連携を深めたいと語った。

蔡氏は今回訪台した8人の議員が長期にわたり台米関係や台湾が直面する挑戦に関心を払っていると指摘。台湾が米国から新型コロナウイルスワクチンの供与を受けたり、台湾が米国にマスクを贈ったりしたことを振り返り、善の循環を促進し、双方の関係と友好を深めたと語った。中国が軍事演習を続ける中でも議員らが訪台したことについては、米国議会の台湾に対する盤石な支持の表れだとして感謝を示した。また民主主義のパートナーと連携を深め、地域の平和と安定を守りたいとした。台米の経済連携の強化に向けた新協議体「21世紀の貿易に関する台米イニシアチブ」の交渉が今秋、正式に開始する見通しになったことについて、双方の経済発展を促すとの認識を示した他、租税協定の締結にも期待を寄せた。マーフィー氏は、多くの分野で協力の機会があるとし、米国議会は台湾の国際機関へのさらなる参加を訴えるべきだと主張。台湾は国際社会の責任ある一員であることを証明しており、特に公衆衛生問題では適切な時期に国際フォーラムなどに参加すべきだと述べた。

中央社フォーカス台湾:2022年9月8日

 

 

【外交部、「強靭な台湾」を世界にPR 双十国慶節に合わせ動画公開―政治―】

外交部(外務省)は8日、10月10日の双十国慶節(中華民国の建国記念日)を祝うために制作した動画を公開した。「強靭な台湾、世界と一つに」と題し、民主主義や外交、科学技術、経済、文化などの各分野における台湾の成果と物語を紹介している。5分余りの動画は中国語の他、英語、日本語など13の言語で制作された。英語版は30秒版と約2分半版の2つのバージョンも用意された。外交部の公式ユーチューブなどで公開されている。動画は4章に分かれ、第1章の「民主主義台湾、世界と手を取る」では、新型コロナウイルス後のいつも通りの生活や円滑に実施された国民投票、天安門事件の追悼集会、ウクライナに対する政府や市民からの声援などの映像を通じ、コロナや中国からの圧力などさまざまな挑戦に直面しても民主主義の価値観を固く守り続ける台湾の姿を示した。

第2章の「活力ある台湾、世界を抱き締める」では米国や日本、欧州など各国の要人の訪台や蔡英文(さいえいぶん)総統らの外遊など外交面での成果を紹介。第3章の「革新台湾、世界とつながる」では世界の産業における台湾の重要性を、第4章の「文化的な台湾、世界で輝く」では台湾の多元的な文化の特色をそれぞれPRしている。

中央社フォーカス台湾:2022年9月9日

 

 

【台北市立動物園、タンチョウヅルのひなに「ふさわしい名前を選んで」―台日―】

台北市立動物園は5日、日本から同園にやってきたつがいのタンチョウヅルのひなの名前を一般公募すると発表した。同園によれば、今年6月下旬、親鳥がひなを連れて草むらを歩く姿が確認された。2011年9月に北海道の釧路市動物園から同園に無償貸与された雄の「ビッグ」と雌の「キカ」の間に生まれた赤ちゃんで、2羽が繁殖に成功したのは今回が初めて。名前の候補には、台湾語で「こんにちは」を意味する「哩鶴」や「いいな~」を意味する「佳鶴」の他に、六花(雌の場合)や大希(雄の場合)、「KANO」などがあり、同園はひなにふさわしい名前を選んでほしいと参加を呼びかけている。

募集は9日から16日まで。

中央社フォーカス台湾:2022年9月6日

 

 

【日本時代建設の旧保養施設 ヒノキ造り 修復終え再オープン―観光―】

北東部・宜蘭県太平山国家森林遊楽区で日本統治時代に建設された保養施設「太平山倶楽部」の建物が6日、台風被害からの修復を終えて一般公開された。行政院(内閣)農業委員会林務局羅東林区管理処によれば、建物は1937(昭和12)年に建設。海抜2000メートル地点に位置する2階建てのタイワンヒノキ造りで、戦後も招待所などとして利用されたが、2012年の台風による土砂災害で一部が損壊し、20年まで修復工事が行われた。昨年11月には歴史建築に登録された。公開時間は午前8時40分~午後4時20分。毎週水曜日休館。入れ替え制で入場料は大人200台湾元(約930円)。ガイドによる解説が行われる他、太平山の自然や歴史を伝える展示で魅力を伝えている。

中央社フォーカス台湾:2022年9月7日

 

 

【「文化力ある都市にしたい」 柯台北市長、古い建物の保存に意欲―社会―】

北部・台北市の柯文哲(かぶんてつ)市長は7日、日本統治時代に建設された旧台北刑務所宿舎群の一部を利用した文化商業施設「榕錦時光生活園区」の開園式に出席し、高層ビルの間の古い建物を保存し、台北をより文化力のある都市にしたいと語った。宿舎群は市政府文化局が進めるプロジェクトの下、約2億台湾元(約9億3000万円)を投じ、3年余りかけて修復。高齢者から子供まで幅広い年齢層が楽しめる空間がつくられた。柯氏は、同市には500カ所を超える文化資産があり、全国最多だと説明。官民が協力する方式でこれまでに22カ所の再活用を行ったとした上で、年末にはさらに2カ所がオープンするとの見通しを示し、住みやすく持続可能な都市をつくるために引き続き努力すると語った。

中央社フォーカス台湾:2022年9月8日