【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2022年3月第3週TOPICS
【 蔡総統「台湾はいつも日本と一緒」 福島沖地震でお見舞いのメッセージ –台日– 】
福島県と宮城県で最大震度6強を観測する地震があったのを受け、蔡英文総統は17日、ツイッターを更新。日本がまた大きな地震に見舞われたことに「心を痛めています」とするとともに、「被害が最低限にとどまるように祈っています」と願った。その上で、「台湾はいつも日本の皆さんと一緒です」と日本との絆を強調し、「支援が必要であればいつでも言ってください」と申し出た。中央社フォーカス台湾:2022年3月17日
【 台湾、「最も好きな国」トップは日本 60%で過去最高 –台日– 】
日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は18日、台湾人を対象に実施した対日意識に関する2021年度の世論調査の結果を公表した。「台湾を除いて最も好きな国」の1位は日本で、過去最高の60%に上った。最も好きな国の2位は中国で5%だった。年齢別では、日本が最も好きな国であると回答した人の割合は、30代が73%と最も高かった。「今後台湾が最も親しくすべき国」では、日本が前回の2018年度調査に比べて9ポイント増の46%となり、3回連続で1位となった。2018年度調査で2位だった中国は前回の31%から15%に大きく減少し、調査開始以降初めて3位となった。2位は米国で24%。「台湾に最も影響を与えている国」は米国が58%で1位となった。前回1位だった中国は20ポイント減の25%で2位。日本は13%で前回同様3位だった。日本への親近感に関する問いでは、24%が「親しみを感じる」、53%が「どちらかというと親しみを感じる」と答え、合わせて77%に達した。前回に比べて7ポイント増えた。これまでの最高は2015年度の81%。現在の日台関係について「大変良い」と回答した人は21%、「良い」は49%で、合計では過去最高の70%に上った。良好との認識は全年齢層で増加し、20代から40代までの各年齢層ではいずれも7割を超えた。また現在の日台関係が以前と比べて「大変良くなった」または「良くなった」と答えた人の割合は65%、「変化なし」が33%で、「悪くなった」は2%にとどまった。日本への信頼度は「非常に信頼できる」が9%、「信頼できる」が51%となり、合計60%。前回より10ポイント増え、過去最高を更新した。20代と30代では7割を超えた。対日意識調査は3年ごとに行われており、今回で7回目。
中央社フォーカス台湾:2022年3月18日
【 台湾の輸出用パイン 昨年は63%が日本に出荷 –経済– 】
財政部(財務省)統計処は17日、果物の輸出入に関する統計を発表し、2021年に台湾で生産された輸出用パイナップルのうち、63.2%が日本に出荷されたことが分かった。同部によると、輸出用パイナップルは20年には中国に約9割が出荷されていたが、21年3月に同国への輸出が禁止されたのを受け、日本の割合が高まった。香港への輸出も22.1%に増加した。また同年の輸出用果物のうち、マンゴーは香港や日本、韓国などにそれぞれおよそ2~3割が、バナナは日本に99.7%が出荷されたという。輸出金額でみると、バンレイシ(釈迦頭)は前年比16%増の約5180万米ドル(約62億円)、ブンタン(文旦)は同42.6%増の約1000万ドル(約12億円)となり、いずれも過去最高を記録した。
中央社フォーカス台湾:2022年3月19日
【 台湾産冷凍カットアテモヤ第1陣が横浜に到着 –社会– 】
台湾産アテモヤ(パイナップル釈迦)の冷凍カット加工品の第1陣が15日、横浜に到着した。記念式典に出席した台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)は、日本での冷凍アテモヤの知名度向上に期待を寄せた。台湾産アテモヤを巡っては、中国が昨年9月、輸入停止を発表。行政院(内閣)農業委員会や台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)は市場開拓を目指し、冷凍品の日本向け輸出を強化している。アテモヤは生鮮果実の検疫上の問題から、以前は日本に輸出できなかったものの、新たな冷凍技術が開発されたことで日本に届けられるようになった。今回日本に到着したのは、12パック(1パック60グラム)入り1400箱と30パック入りが260箱。在日台湾企業でつくる団体、日本台湾商工会議所(日本台湾商会聯合総会)の陳五福名誉総会長が輸入した。1パックはアテモヤ1個の約4分の1の量に相当するという。謝氏は中央社の取材に対し、同様に中国から輸入を停止された台湾産パイナップルの日本への輸出が昨年、大幅に伸びたことに触れ、「パイナップルが乗り越えられたのだから、アテモヤも乗り越えられると信じている」とし、積極的な買い付けを日本の業者に呼び掛けた。また、冷凍アテモヤは台湾でも珍しいと話し、「アイスクリームのよう」とおいしさをアピールした。同委などはアテモヤの日本での知名度向上を目指し、先月、東京の主要駅に広告を掲出したほか、新商品発表会も開催。今月開かれた国際食品・飲料展「フーデックスジャパン」でも紹介し、日本の業者に売り込んだ。台湾貿易センター東京事務所の陳英顕所長によると、業者、消費者共に反応は良好で、すでに日本の業者が産地の視察や商談のために台湾を訪れているという。
中央社フォーカス台湾:2022年3月16日
【 「ワーケーションに最適」台湾、世界14位 –政治– 】
世界のホテル料金比較サイト、ホテルズコンバインドがこのほど発表したリモートワークや旅に最適な国・地域のランキングで、台湾は世界111カ国・地域中14位に入った。アジア太平洋では、日本とスリランカに次いで3位にランクインした。同ランキングでは、休暇と仕事を兼ねる「ワーケーション」に快適な指標として、「トラベル」「現地の物価」「健康・安全」「リモートワーク」「ソーシャルライフ」「気候」の6つのカテゴリーを設け、対象国・地域を100点満点で評価した。台湾は80点を獲得。その理由として、政治的安定性が高い上、治安が良く、性的少数者に優しいことなどが挙げられた。世界の上位5位は、ポルトガル、スペイン、ルーマニア、モーリシャス、日本だった。
中央社フォーカス台湾:2022年3月14日
【 ウクライナ支援の寄付金、約31億円に –政治– 】
ロシアによる侵攻で国外に退避したウクライナ避難民を支援するための専用口座に集まった寄付金が、19日午前8時時点で7億4039万台湾元(約31億円)に達した。外交部(外務省)からの委託で専用口座を開設した財団法人賑災基金会が19日、発表した。10億元(約42億円)に設定している目標額の7割を口座開設から2週間余りで達成した。専用口座は2日に開設された。来月1日まで寄付金を受け付ける。同基金会の幹部は寄付金の用途について、ウクライナの医療支援や避難民の収容施設への支援、生活必需品の供給などに充てられると説明。避難民を受け入れるポーランドやスロバキアなど周辺国の負担を軽減できればとしている。
中央社フォーカス台湾:2022年3月21日