北海道空知日台親善協会

2022年3月第2週TOPICS(台北駐日經濟文化代表處札幌分處)

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】

20223月第2週TOPICS

 

【 台湾、日本と覚書 食品安全で協力強化へ –台日 】

台湾、日本双方の窓口機関が4日、食の安全と食品の輸出入に関する協力覚書に署名した。衛生福利部(保健省)食品薬物管理署と日本の窓口機関、日本台湾交流協会が発表した。覚書は、同協会と台湾側の台湾日本関係協会は、食品表示規定や輸出入通関手続き、検査の状況などに関する情報の交換を促進し、食の安全に関する理解を促すための活動を協力して行うことを定めた。また、台日間の食品の輸出入に関する通関の円滑化や、食の安全確保に向け、それぞれに連絡窓口を設け、6カ月に1度会合を開くことなども明記された。衛生福利部は同日付の報道資料で、双方の交流深化やウインウインの協力関係構築につながるとして今回の覚書締結を歓迎した。

中央社フォーカス台湾:2022年3月4日

 

【 東日本大震災間もなく11年 日本人留学生が台湾に感謝  –台日– 】

東日本大震災の発生から11年となるのを前に、日本人留学生らは6日、台湾から受けた支援に感謝するイベント「謝謝(ありがとう)台湾」を北部・新北市の景勝地、淡水で開いた。夕方には、日台の絆を記念する石碑の前にろうそくを並べて「謝謝台湾」の文字を作り、日台友好を願う思いを込めて光をともした。同イベントは台湾で学ぶ日本人留学生が中心となり、2012年から毎年3月に実施されてきた。10回目を迎えた昨年、イベントの拠点となってきた淡水に石碑が設置された。今年は、元のテーマである台湾への感謝に加え、日本と台湾で共に頑張ろうというメッセージも込められた。会場のブースでは、東北の現状を伝える展示や東北に贈る折り鶴の作成などが行われた。また、東北の人々と会場をオンラインでつなぎ、台湾への感謝が改めて伝えられた。台湾からの義援金を基に病院を再建した宮城県南三陸町の佐藤仁町長は、震災当時、病院の再建におけるハードルは予算の確保だったとし、台湾は大きな支援の手を差し伸べてくれたと語った。宮城県内の慰霊祭などで演奏活動をしている団体もオンラインで出演し、台湾に歌声を届けた。

中央社フォーカス台湾:2022年3月6日

 

【 日本の窓口機関、「日台友情」動画公開 –台日– 】

日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は10日、東日本大震災発生から11日で11年を迎えるのを前に、東北の人々から台湾への思いや愛を伝える動画を公開した。日本の人々の真摯な心を台湾の人々に感じてもらいたいとしている。動画は同協会設立から今年で50周年となるのに合わせ、この半世紀において深まり続ける日台の友情を記念するために特別に制作された。撮影は岩手県と福島県で実施。約4分40秒の映像では東北の美しい景色とともに、地元の子供や大人たちが「日台友情」や「我喜歡台灣鳳梨」(台湾パイナップルが好き)、「感謝台湾」(台湾に感謝)などのメッセージを書いた紙を掲げながら台湾への思いを口にする姿が写しだされた。背景音楽には、台湾のロックバンド、ファイヤー・イーエックス(滅火器)が東日本大震災10年に合わせて昨年制作した楽曲「希望の明日」が使用された。動画はフェイスブックやユーチューブ、インスタグラムの各SNS(交流サイト)で公開されているほか、セブン-イレブン(統一超商)とファミリーマート(全家便利商店)のテレビモニター、各ニュースチャンネルのCM枠で流される。また同日から、台北メトロ(MRT)忠孝復興駅や高雄メトロ高雄駅に、動画の一部を切り出し、ハートの形に貼り付けた巨大壁面広告も設置。台湾への感謝を伝えている。

中央社フォーカス台湾:2022年3月10日

 

【 台湾・屏東のパイナップル、日本に出荷 国際認証取得、輸出拡大目指す –社会– 】

南部・屏東県は5日、県産パイナップルの日本への出荷を記念する式典を開いた。潘孟安(県長は昨年、屏東から日本には輸出の主力品種「金鑽パイナップル」が6000トン出荷されたと紹介し、今年はさらなる輸出拡大を目指す姿勢を示した。潘県長は、屏東のパイナップルが世界基準の農業認証である「グローバルGAP」などの国際認証を取得しているとアピール。生産から物流、販売まで国際基準に沿った管理を行っているとし、国際市場に進出する準備を整えたと胸を張った。今回出荷されたパイナップルは日本全国で展開する大手スーパーで販売される見通し。

中央社フォーカス台湾:2022年3月6日

 

【 台湾の元国会議長に旭日大綬章 震災翌月に慰問団率いて訪日 –政治– 】

昨年秋の外国人叙勲で旭日大綬章を受章した王金平元立法院長(国会議長)は9日、台北市内で開かれた伝達式に出席し、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の泉裕泰代表から勲章を授与された。東日本大震災から間もない2011年4月、現職の立法院長として台湾各界の要人からなる慰問団を率いて訪日した王氏。この日のあいさつでは、台湾と日本の信頼・友好関係は、一人一人が心のこもった交流を進めているうちに少しずつ築かれてきたものだとの考えを示した。その上で、台日関係で具体的な役割を果たす機会をくれた日本の友人に感謝の言葉を述べた。泉氏は、王氏が国会議員を務めた40年以上にわたり一貫して対日関係を重視してきたと言及。王氏の受章を祝うとともに、日台関係のさらなる発展に期待を寄せた。最大野党・国民党所属の王氏は今月17日に81歳の誕生日を迎える。1975年に立法委員(国会議員)に初当選し、99年から2016年まで立法院長を務めた。17年に及ぶ議長任期は史上最長。議員も退いた後の昨年1月には、台日間の議員交流の強化などを目的とした「台日交流聯誼会」の名誉会長に就任した。外国人に授与される最高の栄誉である旭日大綬章。台湾人の受章は、駐日代表(大使に相当)や考試院(人事院に相当)トップを歴任した許水徳氏(2021年没)、元司法院トップで日本奨学金留学生聯誼会名誉理事長の頼浩敏氏に次ぐ3人目となる。

中央社フォーカス台湾:2022年3月9日

 

【 台湾、ウクライナ難民への寄付20億円突破 –観光– 】

蔡英文総統は10日、ロシアからの侵攻で国外に避難したウクライナ難民を支援するための寄付金が5億台湾元(約20億4700万円)を突破したと明らかにした。その上で、民主主義の最前線にいる台湾として国際社会と共に努力し、ウクライナを支持する考えを示した。寄付金は外交部(外務省)が2日に開設した専用口座に寄せられた。

中央社フォーカス台湾:2022年3月11日