北海道空知日台親善協会

2023年2月第1週TOPICS(台北駐日經濟文化代表處札幌分處)

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】

20232月第1週TOPICS

 

【謝駐日代表「台湾と日本は平和共同体」 日本にリーダーシップ発揮を呼び掛け―政治―】

(東京中央社)台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)は30日までに、台湾と日本は運命共同体であるだけでなく、「平和共同体」だと述べ、世界の平和を守るために日本がリーダーシップを発揮することに期待を寄せた。インターネット政治番組「Taiwan Voice」のインタビューで述べた。台日関係について、日本は国防などの力を強化させる必要がある他、平和を諦めてはならないと言及。「平和こそが国際社会の核心的利益」とした上で、日本が憲法で平和主義を掲げ、唯一の被爆国であることにも触れ、「リーダーの役割を担い、全世界の平和を守る資格が最もある」との考えを示した。また、日本には国連安全保障理事会の常任理事国になる可能性が大いにあるとし、東南アジア諸国や多くの国家が日本にリーダーシップの発揮を期待しており、日本はもっと自信を持つべきだと述べた。さらに、「力のない平和主義は悲劇」だと指摘。平和を守る人は団結すべきであり、国際社会の力を集めて制裁を下すことで力が生まれると強調した。Taiwan Voiceは、医師でシンクタンク「日米台関係研究所」の理事を務める林建良氏と国際政治学者の藤井厳喜氏が台湾の視点から国際情勢を分析・解説する番組。謝代表は両氏と約2時間にわたり対談した。

中央社フォーカス台湾:2023年1月31日

 

【張桃園市長、台湾訪問の宮崎県知事と面会 観光や教育面での交流に期待―政治―】

(桃園中央社)北部・桃園市の張善政(ちょうぜんせい)市長は先月31日、訪台した宮崎県の河野俊嗣知事と面会し、観光や教育面でのさらなる活発な交流に期待を示した。張氏は桃園市と宮崎県が2017年に友好交流協定を締結して以降、双方は10回以上相互訪問しているとした他、多くの共通点があると強い結び付きを強調した。また今後は張氏自ら市の関係者を率いて宮崎県を訪問し、友情をさらに深めたいと意欲を見せた。河野氏は新型コロナウイルスの影響で3年2カ月の間海外訪問がなかったと指摘。コロナ前最後の訪問先も台湾だったことに触れ、台湾重視の姿勢を示した上で、宮崎には台湾の旅行者を引き付ける特色があるとアピール。さらに多くの人々に相互訪問してもらい、日台の友好関係をより深めるために、桃園と宮崎を結ぶ直行便を早期に再開させたいとする考えを示した。同市政府観光旅遊局の周柏吟局長は市内の石門ダムでトライアスロンや自転車の大会が開かれるとし、日本をはじめとする世界からの参加を呼びかけた。

中央社フォーカス台湾:2023年2月1日

 

【南さつま市、高雄・旗津区と友好交流協議締結=砂丘が縁で―政治―】

(高雄中央社)鹿児島県南さつま市と南部・高雄市旗津区公所(役所)は1月31日、友好交流協議を締結した。共に海に面し、砂丘を有している共通点があることから締結につながった。高雄市によれば、観光や文化、教育の分野で協力を拡大していくという。高雄市が1日、報道資料で明らかにした。南さつま市からは本坊輝雄市長をはじめ、観光担当職員らが訪台。31日午前に高雄市観光局を訪問した後、同昼に旗津区に到着した。調印式では本坊市長と羅長安旗津区長が協議書に署名し、外交部(外務省)駐福岡弁事処がオンラインで立ち会った。共に砂浜を有する南さつま市と旗津区。南さつま市は「吹上浜砂の祭典」を、旗津区も同様に砂の彫刻の祭典「旗津黒沙玩芸節」を開催している。羅区長はあいさつで、友好交流都市の締結は光栄だと話し、観光や学校間などの相互訪問促進に期待を寄せた。本坊市長は、今回の締結を後押しした駐福岡弁事処に謝意を述べ、今後双方の観光や文化、学校など各分野での交流がさらに深まっていくことだろうと語った。

中央社フォーカス台湾:2023年2月2日

 

【阿里山鉄道のディーゼル機関車、英国ウェールズに到着 「観光大使」に―観光―】

(嘉義中央社)昨年11月に台湾を出発した阿里山林業鉄路(阿里山森林鉄道)の日本製ディーゼル機関車「DL34」が台湾時間1日夜、英国ウェールズに到着した。姉妹鉄道のウェルシュプール・スランフェア鉄道で3年間運行される予定で、「観光大使」の役割を担う。同機関車は1972年三菱重工製で赤い外装が特徴。阿里山林業鉄路・文化資産管理処の周恒凱副処長によれば、同機関車の姿を目にした現地の鉄道ファンからは「ビースト(野獣)」との声が上がっているという。両鉄道は2017年に姉妹鉄道を締結。4年前から同機関車をウェールズで走らせることを話し合っていたという。周氏は、同機関車の保守点検が早期に終わり、ウェールズの草原を台湾から来た真っ赤な車体が走る光景が見られるようになればと期待を寄せた。

中央社フォーカス台湾:2023年2月3日

 

【台北の高級ホテル、宮崎グルメフェアを開催 和牛など提供=県と協力―経済―】

(台北中央社)台北市の高級ホテル「リージェント台北」(台北晶華酒店)は1日から28日まで、宮崎産食材を使ったメニューを提供するフェア「宮崎名物豊味祭」を実施する。宮崎県と協力した。宮崎牛や完熟キンカン「たまたま」、深海魚のメヒカリなどを味わえる。館内の和食店「三燔本家」ではキンカンを加えただしを使ったA5ランク宮崎牛のせいろ蒸しや鍋などを楽しめるセットメニューを提供。1階の持ち帰りコーナーでも鍋用の宮崎牛薄切り肉や柚子胡椒、ブランド有機米などを販売する。同ホテルは「宮崎グルメを味わいに来てほしい」とアピールした。

中央社フォーカス台湾:2023年2月2日

 

【与那国町と石垣市、地震被害の東部・花蓮に寄付 町長らが台湾訪問―社会―】

(花蓮中央社)東部・花蓮県花蓮市と姉妹都市提携を結ぶ沖縄県与那国町の糸数健一町長らが1日、花蓮市公所(役所)を訪問した。昨年9月の地震で被害が出た花蓮県南部の再生に役立ててほしいとして60万円を寄付。石垣市からも28万円が寄付された。花蓮市と与那国町は昨年、姉妹都市締結40周年を迎え、同10月には記念式典が催されていた。糸数町長らは1日に到着し、花蓮には2日間滞在するという。昨年12月末に市長に就任した魏嘉彦(ぎかげん)花蓮市長は、与那国町を早期に訪れたいとの考えを示した他、同町の小中学生の花蓮訪問が再開されることに期待を寄せた。糸数町長は、新型コロナウイルスの影響で相互訪問が中断されていたことに触れ、町民は交流再開を願っているとし、次回はより多くの町民と共に再訪することを誓った。

中央社フォーカス台湾:2023年2月2日