【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2022年6月第1週TOPICS
【 在日台湾人有志、「安倍氏を囲む会」設立 友好関係のさらなる高み目指す –台日– 】
在日台湾人の有志が立ち上げた「安倍晋三元総理を囲む会」の設立大会が30日、東京・元赤坂の明治記念館で開かれた。発起人の詹徳薫・日本中華聯合総会名誉会長は設立の狙いについて、台湾と日本の友好関係をさらなる高みに引き上げると同時に、安倍氏への謝意を示すためだと中央社の取材に対して語った。在日台湾人が日本の首相経験者の後援会を立ち上げるのは初めて。大会には40人余りが出席した。登壇した安倍氏はロシアによるウクライナ侵攻に触れ、同じようなことは決してアジアで起きてはならないと言及。米国と日本、台湾の連携の重要性を訴えた。また、環太平洋経済連携協定(TPP)への台湾の加入実現に向けて、日本は可能な限り協力していくと述べた。あいさつの最後には、日本と台湾が経済、安全保障においてさらに協力していけるよう期待を寄せた。詹氏は、戦後の台湾と日本は民主主義や自由、法の支配などの基本的価値観を共有する重要なパートナーであり、重要な友人だとあいさつ。安倍氏が首相在任中にさまざまな形で台日関係の促進に尽力し、昨年末には「台湾有事は日本有事」と発言したほか、ウクライナ情勢に関連して今年2月末、台湾有事の際に介入するかどうか明確にしない「あいまい戦略」を採用する米国に対し、関与を明確にするよう呼び掛けたことにも触れ、「この力強い発言は、多くの台湾人に勇気を与えた」と述べた。
中央社フォーカス台湾:2022年5月31日
【 台湾の対日窓口機関トップに前国会議長の蘇嘉全氏 –台日– 】
台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会は27日、理事・監事合同会議および会員大会を開き、邱義仁(きゅうぎじん)氏の会長辞任を承認するとともに、新会長に前立法院長(国会議長)の蘇嘉全(そかぜん)氏を選出した。同日引き継ぎ式が行われ、蘇氏は会長に就任した。蘇氏は1956年南部・屏東県生まれ。同県県長や内政部長(内相)、農業委員会(農水相)などを経て2016年から立法院長を4年間務めた。会長就任のあいさつでは、立法院長時代に議員団を率いて訪日したことなどを挙げ、日本を重視する姿勢を強調。その上で、台日関係のさらなる発展に向け「最大の熱意をもって交流の強化に取り組みます」と意気込みを語った。
中央社フォーカス台湾:2022年5月27日
【 WHO総会閉幕 外交部「台湾支持の声、例年より強く」 –政治– 】
スイス・ジュネーブで行われていた世界保健機関(WHO)の年次総会が28日閉会した。外交部(外務省)は台湾時間29日、報道資料を出し、台湾を支持する各国の声が例年より強く、より高いレベルから寄せられたと指摘した。同部は88カ国、3800人余りの政府要人、国会議員から台湾へのエールが送られたとし、「最も深い感謝」を表明した。中華民国(台湾)と国交を結ぶ13カ国が台湾をオブザーバーとして総会に招待するよう求める議題を提案したことに触れた他、米国や英国、オーストラリア、カナダ、日本など理念の近い国も台湾支持の声を上げたことに言及。中でも、フランス、ドイツ、ルクセンブルク、リトアニア、チェコが初めて台湾への支持を表明したとし、非常に意義があるとの考えを示した。また各国の議会でも、法案の可決など台湾のWHO参加を後押しする動きが見られたと指摘。日本では41の地方議会が関連の決議を採択したとした。台湾は2009年から8年連続でWHO総会にオブザーバー参加していたが、17年以降は中国の圧力により出席できておらず、今年も招待されなかった。
中央社フォーカス台湾:2022年5月29日
【 台湾の国際運転免許証 「TAIWAN」表記追加へ 7月から –社会– 】
運転免許関連業務を行う交通部(交通省)公路総局は31日、同局が発行する国際運転免許証の表紙に「TAIWAN」のローマ字表記を追加すると明らかにした。中国と混同されるのを避けるための措置で、7月1日から実施される見通し。現行の免許証には「中華民国」や「REPUBLIC OF CHINA」という表記が使われている。だが、一部の利用者から外国人に中国と間違えられたとして、台湾の表記追加を求める声が寄せられていた。同部の担当者はこの日の記者会見で、「TAIWAN」の表記以外に変更された箇所はないと説明した。同局によると、台湾の国際運転免許証は米国48州、カナダ13州・準州を含む95カ国・地域で使用可能。ただし日本では認められていない。2017〜19年には毎年およそ16万枚余りが発行されていたという。また現行デザインの免許証のうち、有効期限内のものは今後も使えるとしている。
中央社フォーカス台湾:2022年5月31日
【 蔡総統、訪台の米上院議員と会談 地域の安全のための協力深化に期待 –政治– 】
蔡英文総統は31日、台湾を訪問した米上院のタミー・ダックワース議員(民主党)と総統府(台北市)で会談した。地域の安全のため、台米間の協力がさらに深く、緊密になることに期待すると語った。ダックワース氏は「米国は台湾を支持する。台湾は孤独ではない」とし、軍事面に加え、経済面でも支持していく姿勢を示した。蔡総統は、今月発表された日米首脳共同声明で台湾海峡の平和と安定の重要性に改めて言及されたことなどに触れ、米国政府や議会の台湾海峡の平和と安定に対する重視に感謝を表明した。また、米国が主導する「インド太平洋経済枠組み」(IPEF)への参加を引き続き求めていくとした一方、「短期間内に台米間で新たな方法を導き出し、具体的な手段を構築することで共に経済関係を深化していくことに期待したい」と述べた。4月には米上院のロバート・メネンデス外交委員長(民主党)やリンゼー・グラム議員(共和党)ら米上下両院の超党派議員団が台湾を訪問したばかり。外交部(外務省)は30日の報道資料で、米議員の訪台が相次いでいることに触れ、米国の台湾への支持と誓約が盤石であることを示したとして歓迎した。
中央社フォーカス台湾:2022年5月31日
【 台湾大は21位 アジア大学ランキング 台湾から6校がトップ100入り –文化– 】
英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は1日、2022年版アジア大学ランキングを発表した。トップ100以内には台湾から6校が入り、台湾の最高学府とされる台湾大学(台北市)は昨年の20位から順位を一つ落として21位だった。トップ100に入った台湾の大学は、昨年と比べ2校減った。台湾大以外の順位は、台北医学大学(29位、台北市)、中国医薬大学(35位、台中市)、陽明交通大学(44位、新竹市)、清華大学(59位、新竹市)、亜洲大学(78位、台中市)。今年は31カ国・地域の616校が対象となり、昨年の551校より12%増えて過去最多となった。うち台湾は昨年比2校増の40校が評価された。講義や研究環境の充実度、論文の引用頻度など五つの分野、13の指標を基に順位が決められ、1位は清華大学(中国)、2位は北京大学(中国)だった。
中央社フォーカス台湾:2022年6月2日