北海道空知日台親善協会

2022年6月第2週TOPICS(台北駐日經濟文化代表處札幌分處)

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】

2022年6月第2週TOPICS

 

 

【 台湾へのワクチン供与から1年 蔡総統が日本に感謝「友情大切にしたい」 –台日– 】

日本政府の台湾に対する新型コロナウイルスワクチン供与から4日で1年を迎えた。蔡英文総統は同日、ツイッターを更新し、感謝の意を示した。「困難に遭うたびに助け合ってきた台湾と日本の友情は、とても尊いもの」、「これからも大切にしていきたい」と語っている。日本は昨年、台湾に対して英アストラゼネカ製ワクチンの無償供与を決め、同年6月4日に第1陣となる124万回分が桃園国際空港に到着した。蔡氏は「1年前の今日、台湾が新型コロナウイルスとの戦いで多くの困難に直面する中、日本政府からワクチンを贈っていただきました」とし「この時のご厚意は私たちの心に深く刻み込まれています」と述べた。また日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会が昨年フェイスブックに掲載した台湾の人々から贈られた感謝の花の写真を引用し「ありがとう日本」とのメッセージも伝えている。

中央社フォーカス台湾:2022年6月4日

 

 

【 日本の対台湾窓口機関、設立50周年前に日台友情の精神示す特別ロゴ公開 –台日– 】

日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は4日、設立から今年12月で50周年となるのを前に、日台の友好と友情のさらなる深化を願って2020年に作成した「日台友情」の広報ロゴとキービジュアルの50周年版を公開した。同協会の泉裕泰台北事務所代表は報道資料を通じて、さらなる日台関係の強化に期待を寄せた。泉氏は、1999年9月に発生した台湾大地震では、日本が世界に先駆けて緊急救援隊を派遣し、日本中から義捐金が寄せられたことに言及。2011年の東日本大震災では「台湾の方々は家族のことを思うように日本を心配し、支援の手を差し伸べ、その後も離れることなく復興を共に願ってくれました」とし、「困った時に迷わず助けてくれる信頼できる友がいつも隣にいる、このことに、私たちは本当に救われました」と振り返った。また「日本と台湾は世界中のどこにも負けない、深い友情と信頼で結ばれています」と指摘。「いっそう輝く次の50年に向かい、力強く、自信を持って、ともに歩き続けることができると、信じています」と語り、「また一緒に次の扉を開け、より輝く次の半世紀を、ともにつくっていきたいと思っています」と結んだ。

中央社フォーカス台湾:2022年6月4日

 

 

【 日本が現役防衛省職員派遣の報道 外交部「台湾海峡の平和重視に感謝」 –台日– 】

外交部(外務省)の崔静麟副報道官は4日、日本政府が対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所に防衛省の現役職員を派遣する方針を固めたとの報道について、日本が多くの国際社会の場で台湾海峡の平和と安定の重要性を訴え、武力による一方的な現状変更に反対していることに感謝を示した。産経新聞によれば、「背広組」と呼ばれる文官職員1人が今夏にも派遣されるという。崔氏は、権威主義体制の拡張とルールに基づく世界の民主主義秩序への挑戦に際し、台湾は引き続き理念の近いパートナーと連携を深め、共同で世界的な正義と自由民主主義共通の価値を守るとの立場を示した。一方、国防部(国防省)は中央社の取材に対し、地域の平和と安定を増進するさまざまな軍事交流活動は望ましいことだと説明。ただ報道の内容に関しては、日本政府内部の人事に関わることだとして、コメントを差し控えた。

中央社フォーカス台湾:2022年6月4日

 

 

【 蔡総統、スロバキア副議長ら訪問団と会談 強靭な民主主義戦線の構築を願う –政治 】

蔡英文総統は7日午前、スロバキア国民議会のミラン・ラウレンチーク副議長ら訪問団一行と総統府で会談した。台湾とスロバキアが理念の近い国々との協力を強化し、強靭な民主主義戦線を築くことで、世界により多く貢献していくことに期待を寄せた。訪台したのはスロバキアの国会議員やブラチスラバ県のユライ・ドロバ県知事ら県関係者計10人。一行は5日に台湾に到着し、10日まで滞在する。滞在中は国会間、都市間の交流を行い、経済や科学技術などの分野での協力関係深化を図る。蔡総統は、新型コロナウイルス下で台湾がスロバキアにマスクを、スロバキアが台湾にワクチンをそれぞれ寄贈し、国際社会で「善の循環」を生んだと言及。昨年10月に国家発展委員会の龔明鑫主任委員(閣僚)がスロバキアを、同12月にはスロバキアのカロル・ガレック経済副大臣が台湾を訪問し、やり取りの中で計16件の覚書を結んだことにも触れ、開発や革新、貿易、宇宙、半導体などの分野で交流を深めたことを紹介した。また、ロシアによるウクライナ侵攻など世界が関心を寄せる問題において、台湾とスロバキアが引き続き協力し、さらに緊密なパートナー関係を築けるよう願った。

中央社フォーカス台湾:2022年6月7日

 

 

【 仏議員団が台湾到着 関係増進に期待 蔡総統とも面会へ –政治– 】

フランス上院外交・国防委員会のゲリオ副委員長が率いる同院の議員団が8日、桃園国際空港に到着した。ゲリオ氏は談話を発表し、台湾をより理解し、関係増進を図りたいと意欲を示した。ゲリオ氏は、台湾は活力に満ちあふれた国で、民主主義の手本でもあると指摘。9日に予定されている蔡英文総統との面会に触れ、貴重な意見を交わすことができると信じていると期待を寄せた。外交部(外務省)は7日、議員団は13日まで滞在し、蔡総統や蘇貞昌行政院長(首相)、游錫堃立法院長(国会議長)らと面会する予定だと明かした。フランスからは昨年10月に上院、同12月には下院の議員団が訪台している。外交部は、友好関係の表れだと強調。心からの歓迎の意を示している。

中央社フォーカス台湾:2022年6月8日

 

 

【 ウクライナの病院、台湾からの寄付金で医療機器購入 台湾に感謝 –政治– 】

ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから間もなく、ウクライナの首都キーウにあるオフマディット国立小児専門病院には負傷した子供が次々と搬送され、一時は廊下が病床で埋め尽くされた。外交部(外務省)は4月22日、民間から募った寄付金のうち580万米ドル(約7億7600万円)をウクライナの医療機関計7軒に提供すると発表した。オフマディット国立小児専門病院はそのうちの1軒だ。同院には100万ドル(約1億3380万円)が寄贈される。同院は台湾からの寄付金で、血管撮影装置を購入するとしている。この機器によって、特定の外傷や動脈瘤、心臓、血管などの病症に対する診断や手術を行えるようになる。同院は台湾に感謝を伝えるビデオメッセージを公開した。動画の中で同院のウォロディミル・ゾブニル院長は、戦争勃発によって、戦火で負傷した子供の治療を行う病院へと変わらざるを得なくなった現状に触れ、病院の医療・収容能力が逼迫する中で、台湾から適時の支援が寄せられたことに謝意を表明。「台湾の人々からの寄付に感謝しています。間もなくこの機器(血管撮影装置)を購入できるようになります。これによって、ウクライナの子供たちの健康に寄与し、子供たちにより明るい未来をもたらせるようになることでしょう」と語った。

中央社フォーカス台湾:2022年6月9日