北海道空知日台親善協会

2020年11月第4週TOPICS

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2020年11月第4週TOPICS

【 陰性証明、台湾人や居留証持つ外国人も原則必要に 12月から -コロナ- 】
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、台湾は12月1日から、原則として全ての入国者に搭乗前3営業日以内の陰性証明の提出を義務付ける。台湾人や居留証を持つ外国人、乗り継ぎの旅客にも提出を求める。中央感染症指揮センターが25日の会見で詳細について明らかにした。措置は来年2月28日まで続ける方針。クリスマスや春節(旧正月)を控え、台湾に戻ってくる人が増えると見込まれるための予防措置だとしている。空港で検査を実施しない理由については、結果を待つ旅客が大量に空港にとどまることで、感染リスクが増大する恐れがあるためだと説明した。陰性証明の提出を免除する対象についても発表した。▽二親等以内の親族の死去や重病、もしくは本人が緊急を要する治療を受ける場合▽出発した国で自費検査を受けられない場合▽政府機関が認めた必要かつ短期間の訪台で、同センターが許可した場合―の3パターンに限り、搭乗時に必要書類を提示すれば、陰性証明がなくても処罰対象としない。機内では指定の座席に座り、政府機関が関与する案件以外では、入国時に自費検査を受ける必要がある。従わなかった場合には、1万~15万台湾元(約3万6000~55万円)の過料が科される。
中央フォーカス台湾:2020年11月20日

【 ブルームバーグ発表、新型コロナのレジリエンス(耐性)ランキングで台湾は3位-社会- 】
米大手総合情報サービス会社のブルームバーグ(Bloomberg)はこのほど、経済や社会に最も痛手が少ない形で新型コロナウイルスに対応している国・地域を格付けする「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」(The Covid Resilience Ranking)を発表した。経済規模が2,000億米ドルを超える世界53か国・地域を10の主要指標に基づいて点数化した「COVIDレジリエンスランキング」では、1位がシンガポール(85.4ポイント)、2位は日本(85ポイント)で、台湾(82.9ポイント)は3位にランクインした。レポートでは、「台湾は早い段階で入境制限を実施した後、テクノロジーを中心に据えたアプローチの先駆けとなった」、「200日余りにわたって市中感染の報告がない」などと評価された。また、台湾が3位になったことについて、「中国との頻繁な往来があったことを踏まえればなおさら際立つ」と指摘。インターネットを通じて武漢から警戒すべき情報が伝わった台湾は早い段階で入境制限に動いており、これが台湾のコロナ政策の成功につながったと評価した。
TaiwanToday:2020年11月26日

【 台湾の半導体生産、20年は2割増の12兆円 過去最高 -経済- 】
台湾の2020年の半導体生産額が前年比21%増と大幅に増え、過去最高の3兆2185億台湾ドル(約11兆8500億円)になる見通しとなった。台湾当局の調査機関の調べで分かった。過去10年間で最大の伸びとなる。21年も半導体に強い日系企業との連携強化で4%増の成長を見込んでいる。台湾当局のシンクタンク、産業科技国際策略発展所(ISTI)が調査結果をまとめた。それによると世界の半導体生産(設計含む)は20年に約57兆円に達し、シェアは首位が米国で43%、2位は台湾で20%、3位は韓国で16%と予測した。台湾の生産が大きく伸びる背景には、半導体受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が技術で一段と先行し、米アップルなどの注文が殺到していることがある。さらに華為技術(ファーウェイ)など中国に対する米制裁の影響で半導体の生産委託先が一段と台湾に向かっていることがある。好調な受注継続で、TSMCは今年、前年比で14%増の約1兆8千億円の設備投資を予定する。台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統も「台湾を世界最先端の半導体の中心地にする」と述べており、当局も支援に乗り出した。投資台湾事務所(InvesTaiwan)10日、日本のみずほ銀行と、日系企業の台湾投資を促進する協力の覚書(MOU)を結んだと発表した。みずほ銀行が台湾当局と日本の半導体企業の間に入り、投資を円滑に進める。日系は半導体の製造装置や素材に強い。既に100社以上が台湾に進出し、TSMCなどの生産を支えている。ただTSMCの生産が好調で「日系サプライヤーの生産能力は限界に近く、TSMCからさらなる強い日系の台湾進出の要望がある」(みずほ銀行の木原武志・台北支店長)という。
日本経済新聞:2020年11月20日

【 台北メトロ、帯状公園でイルミネーション 来月には日本グルメの屋台も -観光- 】
台北メトロ(MRT)は21日、中山駅から双連駅まで延びる帯状公園「心中山線形公園」で、イルミネーションの点灯を開始した。歩道を青色の電球で覆い、幻想的な雰囲気を醸し出している。来月下旬には日本発のショッピングセンター(SC)「atre」と手を組み、日本の人気スイーツ店などが出店する屋外マーケットも開催する。「2020出口音楽フェスティバル」の一環。イルミネーションは来年2月28日まで実施される。来月19~27日に同公園で開かれるマーケットには、台湾初登場となるスイーツ店「バターバトラー」や食事パンの専門店「ル・ブーランジェ・ドゥ・モンジュ」などが出店。できたての卵焼きやたい焼きなどを販売する屋台なども出される。21、22日には人気アニメーション「妖怪ウォッチ」のキャラクターが同公園を練り歩いたほか、日本舞踊や和太鼓演奏なども披露された。
中央フォーカス台湾:2020年11月23日