【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2021年2月第4週TOPICS
【 周処長が市立札幌病院へマスク2万枚を代理寄贈 -台日-】
2021年2月19日、「東京台湾商工会」の陳五福会長(登豊商事㈱代表取締役社長)、「一般社団法人福和会」や先日の屏東県から旭川へマスクを寄贈した際にも協力を申し出た「南六企業有限株式会社」から恵庭日台親善協会へ寄贈された20万枚のマスクのうち、当処受領分の一部であるマスク2万枚を道内で初めて新型コロナウイルス感染者を受け入れた「市立札幌病院」へ当処の周処長が代理で寄贈した。医療物資の寄贈を受け、寄贈式が同病院にて開催された。式には「台北駐日経済文化代表処札幌分処」周學佑処長、「札幌市立病院」向井正也病院長、「日本李登輝友の会北海道支部」菅原洋支部長らが出席。式中では周処長が寄贈元に代わり、向井病院長から感謝状を受け取った。向井病院長は、「マスクの寄贈は本当に有難く、第一線で働く医療従業者にとって大きな後押しとなる。道内の感染者数は減少傾向にあるが、これからも継続した対策が必要。感染が落ち着けば是非台湾へ訪問したい」と述べた。
2021年2月25日
【 居留証ない外国人の入国制限を緩和 「特別許可」申請で訪台可能に -防疫- 】
新型コロナウイルス対策を担う中央感染症指揮センターは24日、来月から水際対策を調整する方針を明らかにした。来月1日から、居留証(ARC)がない外国人でも海外の在外機関で「特別入境許可」を申請すれば訪台が可能になる。ビジネス上の需要を受けての措置で、観光や一般的な訪問以外の滞在目的なら特別入境許可を申請できる。感染状況が「低リスク」や「中低リスク」とされる国・地域からの短期間のビジネス来訪者について、隔離期間の短縮措置も再開される。通常、入国者の隔離は14日間とされているが、規定の条件を満たせば、低リスクの国・地域からの入国者は5日目に、中低リスクは7日目に自費で検査を受けられ、陰性が確認されれば外出が可能になる。ただ、14日間の検疫期間満了までは、限定的なビジネス活動のみ可能とされ、毎日の行動や接触した人を記録する必要があり、人混みへの出入りや不特定の対象との接触は禁じられる。14日間が経過した後は7日間の自主健康管理(公共の場への出入り自粛など)の実施が求められる。桃園国際空港では乗り継ぎを再開する。ただ、同一企業かグループ企業が運航する便への乗り継ぎに限られ、滞在時間は8時間を上限とする。
中央フォーカス台湾:2021年2月24日
【 新規感染ゼロもマスク着用「継続」呼び掛け -防疫- 】
台湾中央感染症指揮センターは22日、新型コロナウイルスの感染者は新たに確認されなかったと発表した。一方、世界的な流行は収束していないとして、公共の場でのマスク着用要請などの感染予防策を継続する方針を示した。マスクの着用が求められているのは
▽医療機関▽公共交通機関▽百貨店・スーパーなどの商業施設▽図書館や高齢者向け学習センターなど教育の場▽映画館、体育館、博物館など展示や試合の鑑賞施設▽ナイトクラブ、バー、カラオケなどレジャー施設▽寺や廟、教会など宗教施設▽銀行、郵便局、行政機関など。
従わない場合、最高で1万5000台湾元(約5万7000円)の過料が科される。水際対策も続ける。入国者は原則として搭乗前3日以内の陰性証明の提出が求められ、入国後は14日間の検疫(外出禁止)を受ける。台湾内の感染者は累計942人。
中央フォーカス台湾:2021年2月22日
【 台湾の児童・生徒の美術作品、大阪で展示 台日の芸術交流を促進 -台日- 】
雲林県や嘉義市、新竹県の小学校や高校計4校の児童・生徒が手掛けた絵画や版画が23日から、大阪府岸和田市のマドカホールで展示されている。日台文化芸術交流会が主催した。芸術を通じた台日交流の促進を狙う。展示は「2021台湾学校古典芸術作品日本巡回展&台湾小学生作品特別展」と題して開催。台湾学校作品展は昨年9月に千葉県館山市でも開かれた。今回の展覧会には中部・雲林県の蔦松芸術高校や南部・嘉義市の精忠小学校、北部・新竹県の錦屏小学校、新豊小学校が参加した。錦屏小は台湾原住民(先住民)タイヤル族の集落にある学校。芸術教育に力を入れており、タイヤル族の要素が含まれた作品が出展された。共催した世界華人工商婦女企管協会日本関西分会の洪麗華会長は取材に対し、このような芸術巡回展を通じて日本の人々に台湾の伝統文化や芸術教育を目にしてもらい、台日交流を促進できればと願った。
中央フォーカス台湾:2021年2月25日
【 台湾8軒選出、マンダリンオリエンタルに五つ星 -観光- 】
ホテルやレストラン、スパを評価する米旅行雑誌「フォーブス・トラベルガイド」の最新の格付けで、台湾からは8軒のホテルが選出された。うち、マンダリンオリエンタル台北(台北文華東方酒店)が台湾で唯一、最高評価の五つ星を獲得した。同ホテルが五つ星に選ばれたのは5年連続。同ホテルのキャラン・ベリー総経理(社長)はこの上ない栄誉だと喜びを示した。四つ星には、リージェント台北(台北晶華酒店)、シャングリ・ラ ファーイースタンプラザホテル(香格里拉遠東飯店)、台北マリオットホテル(台北萬豪酒店)、W台北(台北W飯店)が選ばれた。エスリテホテル(誠品行旅)、グランドハイアット台北(台北君悦酒店)、ハンブルハウス台北(寒舍艾麗酒店)はおすすめのホテルとされた。このほか、マンダリンオリエンタル台北とリージェント台北のスパが四つ星を獲得した。
中央フォーカス台湾:2021年2月21日
【 写真でたどる台湾史 最古の1枚や日本統治時代の作品をオンライン公開 -社会- 】
映像資産の管理拠点として設立準備が進められている国家撮影文化センターが、台湾で最も古い写真や日本統治時代の写真などのコレクションを公式ウェブサイト上で公開している。映像資産の修復・保存、映像芸術の研究などを目指す文化部(文化省)が2015年から推進しているプロジェクトに基づいて設立される同センター。展示をメインとする北部・台北市の「台北館」と研究、収蔵を主とする中部・台中市の「台中オフィス」に分かれ、台北館は、1937(昭和12)年築の旧公路総局ビル(旧大阪商船台北支店)に入居し、来月プレオープンする予定。開館に先だって公開されているのは、これまでに集められた作品1万点余りのうち、▽西洋人写真家が19世紀半ば、台湾で撮影した台湾最古の写真▽研修のため30(同5)年に訪台した日本人教師が撮影した台湾の風景▽20年代に撮影された台北師範学校(現・台北教育大学、台北市立大学)の学生たち▽日本統治時代に生まれ、写真撮影の先駆者の一人として戦後の台湾写真界をけん引した鄧南光の作品など。同センターのウェブサイト(https://ncpi.ntmofa.gov.tw/index.html)で鑑賞できる。
中央フォーカス台湾:2021年2月20日