北海道空知日台親善協会

2020年11月第1週TOPICS

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2020年11月第1週TOPICS

【 台湾WHO総会参加「働き掛け強化を」 -台日- 】
日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)は4日、世界保健機関(WHO)年次総会への台湾のオブザーバー参加に向けた働き掛けを強化するよう求める要望書を外務省と厚生労働省に提出した。台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の蔡明耀(さいめいよう)副代表は、台湾の参加の重要性と台日間に結ばれた固い絆の表れだと語った。日華懇はこの日の午後、国会内で役員会を開き、要望書を採択。防疫に地理的な空白を生じさせてはならないと訴えたほか、新型コロナウイルス対策で台湾が成果を上げたことにも言及。対策は「世界の範となった」とし、台湾がWHOに参加して公の場で自由に意見を発表する機会が与えられることを支持するとの立場を示した。
中央フォーカス台湾:2020年11月5日

【 「入国までの14日間に疑わしい症状の人」が対象、水際での検疫措置を9日から強化 -防疫- 】
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部に相当)が4日、インフルエンザが流行する秋から冬に入ること、ならびに各国における新型コロナウイルスの感染状況が依然として厳しいことなどから、疑わしい症状のある入国(入境)者は新型コロナ感染者であるリスクが相対的に高いとして、水際対策を強化することを明らかにした。こうした人は2度のPCR検査でいずれも陰性と判定されなければ、「防疫旅館」と呼ばれる民間のホテルや自宅に移動して14日間の自主隔離に入ることが認められない。この水際対策の強化は9日から実施される。内容は以下のとおり。
(一)入国時に症状がある、もしくは過去14日間に症状があった旅行者は空港もしくは入国後病院に移動して検体の採取に応じなければならない。その後集中検疫所(集中隔離施設)で検査結果が出るまで待機し、結果が陰性だった人は最初の検査から最低24時間の間隔を空けて2回目の検査を受ける。
(二)2度の検査がいずれも陰性で、症状も緩和した人は医師の判断を経た上で自宅もしくは「防疫旅館」へと移動し、14日間の自主隔離に入る。
TaiwanToday:2020年10月27日

【 永寶が釧路町へバス2台を寄付 -台日-】
永寶(台湾プラスチックグループ日本法人)の黄怡伶代表取締役が先(10)月29日、釧路町にデマンドバス用車両2台とバス待合所15棟、デジタルサイネージ2基を寄贈した。この日は寄贈された車両が披露され、小松茂町長が黄代表に地元産木材で作製した感謝状を手渡した。車両は、14人乗りと車いすにも対応できる10人乗りの2台。路線バス廃止に伴い、今月から運行が始まった昆布森地区の町営デマンドバスとして活用する。バス待合所は、地場産木材を使った温かみのあるデザインで、各停留所に設置。デジタルサイネージはイオン釧路店に配備し、運行中のバスの位置が分かる「バスロケーションシステム」を導入した。黄代表は「昆布森地区の現状を聞き、何か役立てればと寄贈を決めた。今後も町民の生活が豊かになるよう、課題を共に考えたい」。小松町長は「デマンドバスは沿岸地域の通学や通院、商業地を結ぶ足として重要。町の魅力向上やまちづくりの大きな一助になる」と感謝した。
釧路新聞社:2020年10月30日

【 秋の外国人叙勲、台湾から3人が受章 -政治- 】
日本政府は3日付で2020年秋の外国人叙勲受章者を発表し、日台間の友好関係の増進に顕著な貢献があったとして、台湾から3人を選んだ。日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は報道資料で、受章者の貢献に敬意と謝意を表明した。原子力が専門で日本の事情にも詳しい謝牧謙輔仁大教授が「旭日中綬章」を受章。原子力分野における日台間の学界、産業界の交流深化、相互理解の促進に寄与した功労が評価された。このほか、台湾における対日理解の促進と友好親善に寄与したとして、池上一郎博士文庫研究学会理事長の劉耀祖氏が「旭日双光章」を、台湾歴史資源経理学会秘書長の丘如華氏が「旭日単光章」をそれぞれ受章した。
中央フォーカス台湾:2020年11月3日

【 礁渓駅と伊豆長岡駅、姉妹駅に 互いの温泉PRに意欲 -観光- 】
台湾鉄路管理局(台鉄)の礁渓駅(宜蘭県)で4日、同駅と伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅(静岡県)との姉妹駅協定締結式が行われた。相互送客や日台間の鉄道交流促進につながることが期待される。台鉄側は、2駅とも温泉地に隣接しており、国内外の観光客に人気があるとし、姉妹駅として互いに温泉や観光をPRし合いたいと意欲を示した。伊豆箱根鉄道の伍堂文康社長は新型コロナウイルスの影響で訪台がかなわなかったが、メッセージ映像を通して、相互交流を強化し、それぞれの地方に新しい活力が注入されることに期待を寄せた。この日には台北市の万華駅でも、同駅と近江鉄道の多賀大社前駅(滋賀県)との姉妹駅協定締結式が行われた。台鉄は2015年に近江鉄道と伊豆箱根鉄道の親会社である西武ホールディングスと包括的事業連携に関する友好協定を結び、交流を深めている。
中央フォーカス台湾:2020年11月4日