【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2020年10月第4週TOPICS
【 台北駐日経済文化代表処札幌分処周學佑処長が「札幌市議会日台友好議員連盟交流会」にて講演 -台日- 】
台北駐日経済文化代表処札幌分処の周処長は先(10)月30日、「札幌市議会日台友好議員連盟交流会」にて講演を行った。今回の公演テーマは「台湾の防疫対策と台湾と日本、そして北海道の関係性」。周処長は講演内で台湾の防疫対策を5つのポイントに分け、参加者へ語った。一つ目からSARSの経験、初動の速さ、情報の公開、IT技術と行政の連携、そして国民の団結。台湾と日本・北海道の関係性については、北海道産の牛乳が台湾デパート内で人気を集めていることを例に、台湾と北海道間貿易の更なる可能性について述べた。「去年の台湾日本間の貿易総額は約7兆3000億円、そして北海道の人口は528万人と日本全体の4.2%。この4.2%から単純計算すると、台湾北海道間の貿易総額は約3000億円の可能性が有ることが分かる。しかし、実際の貿易総額は約200億円と1%にも満たない。今後、台湾と北海道間の貿易は将来的に更なる飛躍の可能性を持っている。」と語った。講演総括時には、「台湾の防疫対策は国際的にも一定の肯定を獲得したが、未だWHOのオブザーバーとしての参加が認められていない、皆様のご理解とご支持が必要だ」と当日参加した札幌市議会日台友好議員連盟会員に向け強く語りかけた。
2020年10月30日
【 日台交流サミット、交流基本法制定を政府に提言 -台日- 】
台湾と日本の友好促進を図る「日台交流サミット in 加賀」が26日、石川県加賀市内のホテルで開かれ、「日台交流基本法」の早期制定を政府に提言する加賀宣言を採択した。日本各地の地方議員や台湾の駐日機関関係者など300人以上が参加した。交流サミットは日台交流に取り組む日本の地方議員の交流の場として立ち上げられたもので、開催は6回目。例年は日台の地方議員などが一堂に会するが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、台湾の地方議員らは出席できなかった。蔡英文(さいえいぶん)総統や賴清德(らいせいとく)副総統、鄭文燦(ていぶんさん)桃園市長、陳其邁(ちんきまい)高雄市長らからは祝電やビデオメッセージが寄せられた。採択された加賀宣言では、日台の外交、安全保障政策の促進を目的とした交流基本法の制定のほか、世界保健機関(WHO)と環太平洋経済連携協定(TPP)への台湾の参加を支持するよう日本政府に求めた。長年にわたり日台交流を推進してきた宮元陸加賀市長はあいさつで、日台は運命共同体であり、交流深化を真剣に考える必要があると言及。交流基本法の制定は大きな意義があり、政府による制定に向けて努力すべきだと強調した。台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)は、台湾がTPPなど国際的な枠組みに参加できるよう、サミット参加者による継続的な支援に期待を寄せた。その上で、来年は日本がTPPの議長を務めることに触れ、日本による力添えを願った。この日のサミットでは、来年の開催地を兵庫県神戸市とすることが決議された。サミットは2日間の日程で開かれ、27日には加賀市内を巡るツアーが行われる。
中央フォーカス台湾:2020年10月27日
【 日本、台湾への渡航中止勧告を解除 「不要不急の渡航自粛」に引き下げ -外交- 】
茂木敏充外相は30日の記者会見で、台湾を含む9の国・地域について、感染症危険情報をレベル3の「渡航勧告」から、レベル2の「不要不急の渡航自粛」に引き下げると発表した。外交部(外務省)は報道資料で日本側の措置に歓迎を示し、台湾と日本の交流のさらなる飛躍に期待を寄せた。一方、台湾は訪台を希望する外国人について、在外公館や在外事務所で特別入境許可申請を受け付けているが、観光や一般的な社会訪問を目的とする場合は申請を認めていない。外国人が台湾に入境する場合には、外交関係者や出稼ぎ労働者、学生、居留証(ARC)所持者を除き、搭乗前3営業日以内のPCR陰性証明書が必要となり、入境後は一部ビジネス客を除き、一律で14日間の在宅検疫(外出禁止)が義務付けられる。
中央フォーカス台湾:2020年10月21日
【 日本にいながら台湾満喫 観光局と春水堂の「台湾フェア」来月から -観光- 】
新型コロナウイルスの影響で海外旅行が制限され、台湾への思いを募らせている人々に、日本にいながら台湾を満喫してもらおうと、交通部(交通省)観光局と台湾カフェ「春水堂」が来月2日から、約2カ月間の「台湾フェア」開催する。フェア会場となるのは、日本各地の春水堂18店舗。スタッフが手作りしたスカイランタン(天灯)を店内に飾って台湾文化を伝えるほか、ルーローファン(魯肉飯、豚肉そぼろご飯)やミニスイーツ、ドリンクなどを組み合わせた特別セットメニューを販売する。12月27日まで。日本で春水堂を運営するオアシスティーラウンジ(本社・東京都)の木川瑞季代表取締役によれば、台湾が好きで同店を利用する顧客への感謝の気持ちを込め、「台湾ロス」を解消できる場を提供したいという考えを同局に伝えたところ、賛同を得てコラボレーションにつながったという。今月30日に開かれたPR記者会見では、台湾観光協会東京事務所の鄭憶萍所長が、このイベントが台湾観光のニッチ市場開拓のきっかけとなり、多くの日本の人々が台湾のグルメやドリンク、文化を知ることで台湾好きの仲間入りをしてくれればと期待を示した。台湾フェアの一環として、同事務所と女性情報誌のHanako編集部が春水堂で台湾ローカルグルメやお土産、観光地などに関するトークを繰り広げ、その様子をインスタグラムで配信するインスタライブが11月5日午後7時に予定されている。このほか、同事務所ではイベント開催に合わせ、春水堂のドリンク券が当たる抽選キャンペーンを同1日から10日まで実施する。
中央フォーカス台湾:2020年10月31日
【 「鬼滅の刃」、台湾公開3日で興収3億6千万円突破 -芸能- 】
台湾で先月30日に公開されたアニメーション映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の興行収入が、1日までの3日間で1億台湾元(約3億6600万円)を突破したことが分かった。配給元の木綿花が2日、明らかにした。台湾で公開されたアニメ映画として、公開3日での1億元超えは昨年の「アナと雪の女王2」の公開4日や2016年の「君の名は。」の公開10日を上回るハイペースとなっている。台湾の映画館では公開初週の週末、鬼滅の刃に登場するキャラクターのコスプレをした観客の姿も多く見られた。映画公式サイトの上映館情報によれば、同作は台湾全土95の映画館で封切られた。現在上映されているのは日本語吹替版のみで、6日には中国語吹替版も公開される。
中央フォーカス台湾:2020年11月2日