北海道空知日台親善協会

2023年4月第2週TOPICS(台北駐日經濟文化代表處札幌分處)

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】

20234月第2週TOPICS

 

【訪台の米議員団と面会 蔡総統「超党派の台湾支持に感謝する」―政治―】

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は8日、米下院外交委員会のマイケル・マコール委員長率いる超党派の議員団との昼食会に出席し、議員団が行動で台湾への支持を示したとして感謝の意を示した。蔡氏は、議員団の台湾に関する課題への重視と米議会で台湾に対する支持表明により、台米関係が大きく前進したことに謝意を示し、今後のさらなる協力に期待を寄せた。また今後も引き続き安全保障協力の強化を望むとした他、台米が立ち上げた貿易協議の枠組み「21世紀の貿易に関する米台イニシアチブ」を通じてさらに多くの交渉を成立させ、より緊密なパートナー関係を構築したいと語った。マコール氏は中国語で「我們愛台湾」(われわれは台湾を愛しています)とあいさつ。台湾への武器供給が遅れていることについて、必ず納入することを蔡氏に約束すると語った。マコール氏らは6日に訪台。頼清徳(らいせいとく)副総統や游錫堃(ゆうしゃくこん)立法院長(国会議長)、呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)らと面会し、台米間の課題について意見交換した。

中央社フォーカス台湾:2023年4月8日

 

【台湾・台南市、土浦市と友好協定締結 文化やスポーツなどで交流へ―社会―】

(台南中央社)南部・台南市政府は7日、茨城県土浦市と友好交流協定を締結したと発表した。黄偉哲(こういてつ)台南市長は、今後文化や芸術、スポーツ、観光などの分野で相互交流すると意欲を示した。台南市によると、締結式はリモートで行われ、台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)や日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会高雄事務所の古田清史副所長らが調印を見届けたという。黄氏は、パイナップルやマンゴー、枝豆、ラン、サバヒーなどの台南の農水産品をアピール。安藤真理子土浦市長は、台南とは多くの共通点があるとし、協定の締結による両市のさらなる発展に期待を寄せた。

中央社フォーカス台湾:2023年4月8日

 

【台南市産果物や加工品、日本に出荷 市「フーデックスジャパン出展の成果」―経済―】

(台南中央社)南部・台南市産果物やその加工品計8.5トンを載せたコンテナが10日、日本に向けて出発した。同市は東京で先月開かれた食品・飲料展示会「フーデックスジャパン2023」に参加しており、今回の輸出は市が市産農産物を売り込んだ成果だという。同展出展のため、黄偉哲(こういてつ)台南市長は3月上旬、飲料メーカー「緑園牧場」を含む関連業者を連れ訪日。同社はその後、日本の取引先と出展後初の契約を交わしたという。内訳はパイナップルのペーストや角切りの他に、マンゴーの角切り、パッションフルーツジュース、アテモヤなど計8.5トン。この日の記者会見に出席した黄市長は、今回の輸出は第1陣で、今後はコンテナ8個分の市産農産物も順次、日本に出荷されるという。

中央社フォーカス台湾:2023年4月11日

 

【台湾、1~2月の出国者数約135万人 日本行きが最多―観光―】

(台北中央社)台湾では昨年10月の国境開放以降、海外旅行の需要が回復している。交通部(交通省)観光局の統計によれば、今年1~2月の出国者数は134万9417人(延べ人数、以下同)に達した。うち51万8908人が日本を訪れており、国・地域別では最多を占めている。月別で見ると、1月は69万6474人が出国。うち26万6999人が日本に渡航した。2位はタイで5万6952人、3位は韓国で5万2188人だった。2月の出国者数は65万2943人で、うち25万1909人が日本を訪れた。中国6万2727人、香港5万2780人が続いた。台湾の人々の海外旅行に対する意欲が高まっているのを受け、旅行大手各社はさまざまなプランを打ち出している。訪日旅行客に照準を合わせた「コーラツアー」(可楽旅遊)は、九州を周遊する豪華寝台列車「ななつ星in九州」のツアーの販売を始めた。昨年の年間出国者数は148万2821人だった。

中央社フォーカス台湾:2023年4月10日

 

【日本種と思われていた台湾の養殖ハマグリ類、新種と判明 命名、学術誌で発表―社会―】

(台北中央社)台湾で養殖されているハマグリ属の貝が、これまでは日本在来種だと思われていたが、行政院(内閣)農業委員会水産試験所のDNA鑑定により、台湾在来種の新種だと判明した。学名を「メレトリクス・タイワニカ」(台湾文蛤)と命名し、3月末、学術誌に論文が掲載された。同試験所が10日までに明らかにした。試験所によれば、台湾に生息するハマグリ類として記載されていたハマグリ(学名Meretrix lusoria)やシナハマグリ(Meretrix petechialis)、タイワンハマグリ(Meretrix meretrix)は実は全てメレトリクス・タイワニカであり、誤って鑑定されていたという。試験所の葉信明副所長は10日、中央社の取材に対し、日本統治時代に日本人がかつて台湾北部の淡水河に日本在来種のハマグリを放流し、成長を待ってから採取したのが台湾のハマグリ類養殖業の始まりになったと紹介。後に台湾人が養殖池での生産技術を独自に開発し、大量のハマグリ類が養殖されるようになった。昨年の生産量は約5万3000トンに上る。これまでは、台湾で養殖されている品種は日本から持ち込まれたハマグリの子孫だと思われていた。だが近年、淡水河で採取される野生のハマグリ類の数量が減少していることから、淡水区漁会(漁協)が試験所にハマグリ類の再生を依頼。稚貝の放流前に試験所の研究員がDNA鑑定を実施したところ、淡水河河口のハマグリ類と台湾でよく見られる養殖のハマグリ類のDNA配列がいずれもMeretrix lusoriaとは異なっていることが分かった。淡水河で採取したサンプルを調べた結果、Meretrix lusoriaの形跡は一向に見つからなかったという。試験所は、日本統治時代に放流されたハマグリは環境に適応できず、生き残れなかったと推測している。また、メレトリクス・タイワニカは主に台湾と中国大陸南部の沿海に分布しているのが確認されたという。

中央社フォーカス台湾:2023年4月11日

 

【台湾・台北、世界の公共交通機関ランキングで8位 英誌調査―社会―】

(台北中央社)台北メトロ(MRT)は8日、英誌「タイムアウト」が公表した世界の公共交通機関に関するランキングで、北部・台北が8位になったと発表した。今後もサービスをより向上させ、車両基地への設置を進めている太陽光発電システムを順次完成させ、環境に配慮したグリーンエネルギーによる電力供給を行うとしている。ランキングは3日に公表。世界50以上の都市の住民2万人以上を対象に調査を実施し、格付けた。1位はドイツ・ベルリンで、2位はチェコ・プラハ、3位は東京だった。ランクインするためには調査対象となった住民の80%以上が公共交通機関で簡単・便利に移動できると回答する必要があり、台北では92%が満足だと答えた。台北メトロによると、2022年の各路線の定時率は99%超で、旅客の満足度も97%に達していると指摘。人流分析を通じて即座に運行指令センターが車両のやりくりや群衆の誘導に関する情報を提供し、運行の安全を確保している他、利用者はタブレット端末向けアプリやホームの液晶ディスプレーを通じて車両ごとの混雑状況や列車の到着時間などが分かると利便性を強調した。

中央社フォーカス台湾:2023年4月11日