北海道空知日台親善協会

2023年1月第3週TOPICS(台北駐日經濟文化代表處札幌分處)

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】

20231月第3週TOPICS

 

【頼清徳氏、与党・民進党トップに選出 政権維持向け党勢回復へ―政治―】

(台北中央社)与党・民進党は15日、蔡英文(さいえいぶん)総統の党主席(党首)辞任に伴う主席選を実施し、唯一立候補を届け出ていた頼清徳(らいせいとく)副総統(63)が選出された。目下の課題は党勢回復だ。統一地方選での大敗後、いかに政権維持につなげるか。その手腕が問われる。4万1840票を獲得した。得票率は99.65%、投票率は17.59%だった。18日に就任する。任期は来年5月20日まで。与党・民進党は昨年11月末の統一地方選で首長ポストを7県市から5県市に減らし、前回2018年の地方選を上回る大敗を喫した。これを受け、蔡氏は責任を取る形で兼務していた党主席を辞任した。頼氏は、台南市長、行政院長(首相)などを歴任したベテラン。20年の総統選前には党予備選に名乗りを上げたが、再選を目指していた蔡氏に敗れ副総統候補に回った。頼氏は、来年初めに予定されている次期総統選で、同党の有力候補と目される。蔡政権2期目で副総統を務めながら、周到に準備を進め党内レースで優位に立った。昨年7月には訪日し安倍晋三元首相の葬儀に参列。同年末の記者会見では、蔡氏から次期総統としてふさわしいと太鼓判を押された。蔡氏とは異なる派閥に属する頼氏。党内でいかにバランスを取り、蔡氏と協力して団結を図っていくかが注目される。投票の結果を受け、頼氏はコメントを発表。「民進党にとって人々の信頼回復に向けての始まりだ」とし、全力を注ぐ姿勢を強調した。

中央社フォーカス台湾:2023年1月15日

 

【桃園空港、一部の訪日旅行者対象に事前入国審査制度を試験導入―社会―】

(桃園空港中央社)台湾桃園国際空港は18日、日本に向かう一部の航空便利用者を対象に、日本の入国審査を同空港の搭乗待合室で行う「プレクリアランス(事前審査)」を試験導入したと発表した。日本入国時の待ち時間が短縮されるとしている。同空港は、新型コロナウイルスを巡る水際対策の緩和と旧正月(今年は22日)を挟む連休による旅行者増加に対応するためと説明。日本の入国審査官を桃園空港に配置し、搭乗までの時間を使い、入国審査を行う。試験導入期間は31日まで。対象となるのはチャイナエアライン(中華航空)のCI178便高松行き、CI116便福岡行き(金、日曜日出発便)、CI112便広島行き、エバー(長栄)航空のBR118便仙台行き、BR116便札幌行き、日本航空のJL814便関西行き(月、火、金曜日出発便)で、90日以内の短期滞在を目的とする旅行者。利用を希望する場合は、カウンターでのチェックイン時に申し出、出発の30分前までに手続きを終わらせる必要がある。同空港によると、訪日旅行者を対象とした事前審査は2005~09年にも実施。待合室ではパスポートの確認、顔写真の撮影、指紋の採取などが行われ、日本到着後は本人であることと手続きが完了していることを確認できれば入国可能だという。

中央社フォーカス台湾:2023年1月18日

 

【熊本県からの台湾訪問団、高雄市を訪問 直行便の再開に期待―経済―】

(高雄中央社)熊本県の自治体や経済団体の代表らでつくる台湾訪問団が13日、南部・高雄市を訪問し、双方を結ぶ直行便の再開や台日交流、友好協力関係のさらなる促進などに期待を寄せた。11日に訪台した訪問団は蒲島郁夫熊本県知事や大西一史熊本市長をはじめ、商工・観光・農業団体の代表、報道関係者ら約60人。高雄市によると、新型コロナウイルスの水際対策緩和後としては最大規模の訪問団だという。陳其邁(ちんきまい)高雄市長は、熊本県とは新型コロナやさまざまな困難に直面しながらも都市ガバナンスや観光、経済発展の経験を分かち合い、協力関係で多くの進展があったと指摘。現在は産業転換や半導体サプライチェーン(供給網)の発展、半導体大手、台湾積体電路製造(TSMC)の工場受け入れなどを積極的に推進し、将来もさまざまな分野で協力の機会があると語った。蒲島氏は、熊本県と熊本市が高雄市と2013年に国際交流促進の覚書、17年に友好交流協定にそれぞれ調印したことに触れ、地震や豪雨などの際には台湾からの援助や義援金が寄せられたとして強い結び付きを強調。大西氏はTSMCの工場完成後に産業や人材の交流をより深め、友好協力関係を促進したいと語った。高雄市によれば、半導体と産業転換を通じて熊本とビジネスや人材の交流のさらなる緊密化を図り、引き続き相互学習で若者交流を深め、台日友好を次世代に伝えていくことで一致。夕食会では熊本県と高雄市のキャラクター、くまモンと高雄熊が共演する場面もあったという。

中央社フォーカス台湾:2023年1月14日

 

【タイガーエア、日本3路線再開 3月末から―観光―】

(台北中央社)格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾(台湾虎航)は3月末、台北(桃園国際空港)と岡山、茨城、仙台を結ぶ3路線を再開させる。いずれも3月26日から再開となる。岡山線は毎週火曜、水曜、土曜、日曜に運航し、5月末には毎日に増便する。茨城線は毎週木曜と日曜、仙台線は毎週火曜、木曜、日曜の運航を予定している。同社は16日、これらの路線の販売を始めるとしており、価格は1699台湾元(約7200円)から。

中央社フォーカス台湾:2023年1月15日

 

【旧正月に行きたい旅行先、1位は東京=グーグルフライト―観光―】

(台北中央社)グーグル台湾は17日、報道資料を出し、今年の春節(旧正月)に伴う連休期間(20~29日)の旅行先としてグーグルフライトで最も検索されたのは東京だったと明かした。上位10位には他に大阪、札幌、沖縄が入り、日本からのランクインが最多となった。2位以下はタイ・バンコク、大阪、韓国・ソウル、シンガポール、ベトナム・ホーチミン、マレーシア・クアラルンプール、札幌、沖縄、ベトナム・ハノイ。台湾では春節期間に寺廟を参拝する人も多い。昨年の春節期間に最も検索されたのは、中部・南投県の竹山紫南宮だった。2位以下は行天宮(台北市)、白沙屯拱天宮(苗栗県)、龍山寺(台北市)、新竹都城隍廟(新竹市)など。昨年1年間で最も検索された世界の文化スポット上位10位も発表され、台湾のスポットは、初代総統である蒋介石を顕彰するために建てられた中正記念堂が6位、日本統治時代のたばこ工場が残る松山文創園区が7位に入った。上位3位はバッキンガム宮殿(英国)、ビッグベン(同)、ギザの大ピラミッド(エジプト)だった。

中央社フォーカス台湾:2023年1月17日

 

【桃園空港、水際対策緩和後最多の7万人超が出入国へ 保安検査場1時間待ちも―観光―】

(桃園空港中央社)1月22日の旧正月を前に、台湾桃園国際空港の利用客が増加している。同空港の運営会社は14日、この日は新型コロナウイルスを巡る水際対策の緩和後としては最多の延べ7万2316人が出入国するとの予測を発表。出国のための保安検査場前では約1時間待ちの混雑がみられた。内政部(内務省)移民署国境事務大隊の統計によれば、今月7日から13日までの出国者は1日当たり2万人台で推移していたが、14日は3万5491人の出国が見込まれるという。日本に向かうという夫婦は、保安検査場に進むのに約1時間かかったとし、免税店を見る時間が少なくなったと語った。シンガポールに帰国するという乗客は、ニュースで多くの人が出国することを知っていたものの、実際に混雑を見て驚いたと話した。同社では、保安検査を受ける前にはあらかじめノートパソコンやタブレット端末、携帯電話などの充電器を手荷物から取り出し、水筒などの中の飲み物を捨て、上着を脱ぎ、帽子やベルトなどを外すよう呼びかけている。

中央社フォーカス台湾:2023年1月14日