北海道空知日台親善協会

2022年10月第2週TOPICS(台北駐日經濟文化代表處札幌分處)

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】

202210月第2週TOPICS

 

 

【アジア太平洋地域の議員連合、台湾のWHO参加支持を可決=年次総会―政治―】

(台北中央社)アジア太平洋地域の国会議員でつくる国際組織「アジア・太平洋国会議員連合」(APPU)第51回総会は14日、世界保健機関(WHO)などの国際機関への台湾の参加を支持し、共同声明に盛り込むことを可決した。立法院(国会)が同日、報道資料で明らかにした。第51回総会は13日、キリバス主催でリモート形式で開会した。キリバスや台湾の他、日本、クック諸島、ナウル、フィリピン、タイ、マーシャル諸島の計8カ国の国会議員が参加している。立法院によれば、総会2日目の14日、台湾民衆党立法院党団(議員団)の邱臣遠(きゅうしんえん)総召(院内総務)が各国に対し、台湾の国際機関参加への支持を呼び掛けた。今回のAPPU理事会と総会は游錫堃(ゆうしゃくこん)立法院長(国会議長)が台湾代表団の団長を務め、邱氏の他、民進党の林静儀(りんせいぎ)氏、国民党の陳以信(ちんいしん)氏、時代力量の王婉諭(おうえんゆ)氏の4人の超党派の立法委員(国会議員)がメンバーとして参加した。APPUは1965年、アジア地域における東西対立を背景として志を同じくするアジアの国々によって創設された「アジア国会議員連合」を前身とする。中華民国(台湾)は創始メンバー5カ国のうちの1カ国。APPUの会議での決議は提言にとどまり、各国政府に対する拘束力は持たない。

中央社フォーカス台湾:2022年10月14日

 

【蔡総統、台日観光交流の早期回復を願う=日華懇議員団と昼食会―政治―】

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は10日、日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の訪問団を昼食会に招き、台日の観光交流が早期に新型コロナウイルス前の水準に戻れるよう協力を求めた。総統府が報道資料で明らかにした。日華懇会長を務める自民党の古屋圭司衆院議員ら計19人の議員団は10日の双十国慶節(中華民国の建国記念日)祝賀式典に出席するため訪台した。日華懇が大規模な議員団を結成して訪台するのは新型コロナ流行後初めて。式典で議員団は中華民国と日本の旗を振りながらパレードした。蔡総統は昼食会で、日華懇が3年ぶりに祝賀式典に出席したことに触れ、古屋氏や全ての議員が行動で台湾への支持を表明し、台日の深い友情を改めて証明したことに感謝した。台日間の観光交流については、日本が11日以降、水際対策をさらに緩和するのを前に、多くの台湾の人々が訪日旅行を準備していると紹介。台湾も13日に水際対策を緩和することから、日本の人々が台湾を訪れ、台日交流を促進することに歓迎の意を表した。蔡総統は、台湾と日本は自由や民主主義、人権、法の支配といった価値観を共有しており、互いに重要なパートナーだと強調。これは台日関係の最も重要な基礎だと述べた。

中央社フォーカス台湾:2022年10月10日

 

【台湾安倍晋三友の会設立、台日交流促進へ 留学志望の日本人に奨学金―社会―】

(台北中央社)企業家らによる民間団体「台湾安倍晋三友の会」の設立大会が11日夜、台北市内のホテルで開かれた。会長を務める陳唐山(ちんとうざん)元外交部長(外相)は、台日間の交流、協力がより密接になることを願うとし、台湾への留学を志望する日本人に奨学金を給付する方針を示した。亡くなった安倍氏の遺志を受け継ぎ、台日関係の深化、台湾海峡の安全、地域の平和確保を目指す同会。陳氏が会長を、企業家の黄文局氏が発起人代表を務める。

奨学金は安倍氏を追悼する新聞広告掲載のために集めた費用の余剰金を運用する方針で、少なくとも20人に支給できるという。来年度は1人当たり最高100万円を支給する。同会は奨学金を通じて次世代の「知台派」を育成したいとしている。設立大会には、台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の蘇嘉全(そかぜん)会長や日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の泉裕泰代表(大使に相当)らも出席した。

中央社フォーカス台湾:2022年10月12日

 

【国境開放 蔡総統が空港視察 「観光客数の回復に全力」―社会―】

桃園空港中央社)台湾は13日、新型コロナウイルスの水際対策を緩和し、入国後の外出禁止期間を廃止した。蔡英文(さいえいぶん)総統は同日午後、北部・桃園市の桃園国際空港を視察し、海外からの観光客数を新型コロナ前の水準に回復させることに全力で取り組む考えを示した。蔡氏は、多くの人が団結して防疫措置に協力したことに感謝の言葉を述べた上で、すでに最も苦しい時期は過ぎ、新型コロナが全世界に与える影響も次第に弱まっていると指摘。台湾は新型コロナの暗闇から抜け出し、正常な生活にまい進すると語った。世界の人々に対し、来訪を呼びかけた。また国境の開放は新たな段階の始まりだとし、関連の部署などに経済の振興や体制の立て直しに取りかかる準備をするよう指示したと説明した。

中央社フォーカス台湾:2022年10月13日

 

【豪華観光列車、新ツアー発売 裕仁皇太子ゆかりの食事味わうプランも―観光―】

(台北中央社)大手旅行会社のライオントラベル(雄獅旅遊)は12日、同社が企画・販売を手がける台湾鉄路管理局(台鉄)の豪華観光列車「鳴日号」と「鳴日厨房」の新たなツアーを発売した。列車内で昭和天皇が皇太子時代の台湾行啓(ぎょうけい)時に食べたとされる宴会料理を再現したコース料理「摂政宮皇太子御宴」が味わえるプランも含まれている。新たに販売されたツアーのうち、食堂車が組み込まれた鳴日厨房は初めて西部幹線と南廻線に乗り入れる5日間の台湾一周ツアーを開催する。車内ではシルクスホテルグループ(晶華国際酒店集団)のリージェント台北(台北晶華酒店)、シルクスプレイス太魯閣(太魯閣晶英酒店)、シルクスプレイス台南(台南晶英酒店)が手がけた料理が提供される。日本統治時代の1923(大正12)年4月に訪台した裕仁親王の宴会で出された料理を、当時の新聞記事を参考に再現した摂政宮皇太子御宴はツアーの3日目に提供される。ライオントラベルによると4日目にはワインのテイスティングイベントが初めて行われるという。5日間のツアーは来年3月7日に出発。現在予約が可能なプランの価格は1人9万6900台湾元(約44万8000円)からとしている。

中央社フォーカス台湾:2022年10月14日