北海道空知日台親善協会

2022年7月第2週TOPICS(台北駐日經濟文化代表處札幌分處)

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】

20227月第2週TOPICS

 

 

安倍氏死去/頼副総統、安倍元首相の弔問で訪日=断交後最高位/台湾 ―政治―】

頼清德(らいせいとく)副総統が11日、安倍晋三元首相の死去を受け、弔問のために訪日した。台湾から日本を訪れる当局者としては、1972年に中華民国(台湾)と日本が断交して以来、最高位となる。与党・民進党の郭国文(かくこくぶん)立法委員(国会議員)が明らかにした。郭氏によれば、頼氏は蔡英文(さいえいぶん)総統の命を受けて訪日した。総統府の張惇涵(ちょうじゅんかん)報道官は同日、頼氏は安倍氏やその親族と長年来の友人だと説明。安倍氏の遺族を尊重し、総統府としては頼氏の関連のスケジュールについてコメントや説明はしないと述べた。日本側は頼氏の訪日について、私人としての訪問だとしている。

中央社フォーカス台湾:2022年7月11日

 

 

【台湾産ハタ、日本で試験販売へ 13トンは来週出荷―経済―】

台湾産ハタの日本での試験販売が間もなく開始される。調印式が11日南部・屏東県政府庁舎で行われ、ハタ科のタマカイ約3トンが来週出荷される。調印式にはハタの輸入を手掛ける福島県の魚養殖業者、林養魚場の林慎平さんがビデオ通話の形で参加。入荷後、日本各地で試食会を実施し、地元民の口に合う料理を開発し、日本市場に適した魚の保存方法を探りたい考えを示した。調印に立ち会った潘孟安(はんもうあん)県長は報道陣の取材に対し、まず3トンで日本市場の反応を確認し、その後は活魚の状態で日本に30トン輸出すると明かした。屏東県農業局の統計によれば、同県におけるハタの養殖面積は台湾全体の約4割を占める610ヘクタール。年間生産量は6700トン余りで年間生産高16億台湾元(約73億3700万円)に達する。

中央社フォーカス台湾:2022年7月12日

 

 

【桃園市、千葉県銚子市と友好交流協定 灯台がきっかけに/台湾―社会―】

北部・桃園市と千葉県銚子市は11日、友好交流協定を締結した。オンラインで両市をつなぎ、桃園市の鄭文燦(ていぶんさん)市長と銚子市の越川信一市長が書類に署名した。鄭市長は今後の交流深化に期待を寄せた。交流のきっかけとなったのは両市にある灯台。桃園市には白沙岬灯台が、銚子市には犬吠埼灯台がある。鄭市長は2019年に犬吠埼灯台を訪れていた。桃園市からは白沙岬灯台の模型を、銚子市からは両市の名前が入った大漁旗を友好の証しとして贈り合った。白沙岬灯台が位置する観音区と銚子市は姉妹関係となる。越川市長は、観音区と銚子市には灯台以外にも風力発電などの共通点があるとし、文化や芸術、スポーツ、観光、経済など幅広い交流ができることを願う考えを示した。白沙岬灯台は日本統治時代に建設された3基目の灯台で、1901(明治34)年に供用が始まった。2021年には国定古跡に指定されている。

中央社フォーカス台湾:2022年7月12日

 

 

【台湾初の衛星搭載ロケット、2段目の発射実験に成功―経済―】

台湾で初めてとなる衛星搭載ハイブリッドロケットの2段目の打ち上げ実験が10日午前、南部・屏東県旭海の発射場で行われ、成功した。政府系研究機関、国家実験研究院(国研院)は、宇宙産業のさらなる発展に期待を寄せている。

今回打ち上げられたのは陽明交通大学「先進ロケット研究センター(ARRC)」が手掛けるロケット「HTTP3A」の2段目で、高さ4.8メートル、重量365キロ。打ち上げられたロケットは約2分間、高さ約3キロの地点まで飛んだ。ARRCの魏世昕副主任は、世界で初めて飛行誘導能力を持つハイブリッドロケットだと説明。飛行高度は高くなかったとしながらも、技術面では大きな進歩だと話した。国研院国家宇宙センターの朱崇恵副主任は、昨年5月に宇宙開発の基本原則を示す「太空発展法」の成立後、旭海発射場で初めて合法的に打ち上げが行われ、成功したと強調。地元の原住民(先住民)に対し、打ち上げは環境破壊を起こさないと説明できると語り、経済効果の創出にも期待を寄せた。

中央社フォーカス台湾:2022年7月12日