北海道空知日台親善協会

2022年7月第1週TOPICS(台北駐日經濟文化代表處札幌分處)

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】

2022年7月第1週TOPICS

 

 

【 台湾と日本の窓口トップが面会 コロナ流行後初 –台日– 】

台北駐日経済文化代表処は29日、台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の蘇嘉全会長が27〜29日の日程で訪日したと明らかにした。日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の大橋光夫会長と面会し、「友好関係や連携などについて幅広く意見交換した」としている。蘇氏は今年5月に現職に就任。台日双方の窓口機関トップが面会するのは新型コロナウイルスの流行後初めて。同処によると、超党派議員連盟「日華議員懇談会」の古屋圭司会長の他、日本の「与野党各政党のリーダー」や「台湾に友好的な要人ら」とも会見したという。また同処とは、中国で輸入が禁止された台湾産の高級魚、ハタの対日輸出に関して会合を開き、日本市場の開拓について話し合ったとした。

中央社フォーカス台湾:2022年6月29日

 

 

【 日本から貸与されたタンチョウ、自然繁殖に成功 –台日– 】

北部・台北市立動物園は1日、タンチョウのひなが先月21日までに自然繁殖で生まれたと発表した。2011年に北海道釧路市動物園から台北市に無償貸与されたつがいから生まれた。同園によると、15年から卵を産み始めた雌の「キカ」(17)は、毎年繁殖期になると雄の「ビッグ」(20)に対して求愛ダンスをするようになり、園側も食事の調整をしたり、広い場所に移したりとさまざまなサポートをしたが、繁殖には至っていなかったという。今年、複数の卵を産んだキカは、ビッグと共に卵を温め、そのうち一つからひなが生まれた。園によれば、ひなは現在では母親に付いてあちこちを動き回っている。ビッグとキカはいずれも初めての子育てとなったが、親としての責任を果たし、飼育員が飼育エリアに入って作業や餌やりをすると、ビッグはにらみを利かせるという。またひなの誕生を知った釧路市動物園の鈴木貴博園長からは餌や天敵、栄養面などの情報が提供されたとしている。日本統治時代に開園した同園では、1918(大正7)年に初めてタンチョウのひな2羽が生まれたのを皮切りに、その後も繁殖に成功した記録が残っている。

中央社フォーカス台湾:2022年7月1日

 

 

【 台湾産パイン、対日輸出が増加 市場の好みに合わせた形での輸出狙う –経済– 】

行政院農業委員会の陳吉仲主任委員(閣僚)は6日、今年のパイナップルの対日輸出量が1万8179トンに達し、昨年より増加したと明らかにした。今後は産地でのカット加工を強化し、日本の市場のニーズに合わせた形での輸出を進めていきたい考えを示した。今年の輸出量は2万842トン。日本向けが全体の約87%を占める。農業委員会の統計によれば、昨年1~6月の対日輸出量は1万6672トンだった。陳氏は、日本の消費者はパイナップルを1個丸ごと購入するのではなく、カットされたものを購入したがる傾向にあるほか、台湾内でも大手スーパーがカット済みのパイナップルの販売を開始するなど、カット加工は市場のニーズにマッチしていると強調。将来的にはカット加工品を低温または冷凍輸送の形で輸出したいと語った。農業委員会国際処によれば、今年の輸出目標は3万トン。

中央社フォーカス台湾:2022年7月6日

 

 

【 日本時代建設の選炭工場 9月にも公開へ 台湾の石炭産業に寄与 –観光– 】

北部・新北市政府観光旅遊局は29日、日本統治時代の1920(大正9)年に建設され、約3年かけて修復していた選炭工場「瑞三整煤廠」を9月に一般公開する予定だと発表した。「20世紀の台湾石炭産業の発展を象徴する炭鉱の歴史を垣間見られるとしている。同局によると、石炭産業で栄えた瑞芳区猴硐地区にあり、かつては台湾でも先進的な工場だったという。石炭産業の衰退と長年放置された影響で大きく損壊していたが、近くの「猫村」と呼ばれる観光スポットが人気となった他、安全性の観点から市文化局と協力し2019年から修復を行っていた。建物は3階建てで、1階は鉄筋コンクリート造り、2階以上は木造となっている。市の歴史建築に登録されているため、修復には本来の梁(はり)や柱を残した上で、さびた部分には特殊処理を施して構造を補強。建築士と木工職人が協力し、木造部分には木組みの技法を用いた。文化局は、基隆河上流は以前、台湾最大の石炭産出地であり、日本時代の調査で猴硐は優良な炭田だとされていたと説明。工場は当時の台湾石炭産業の重要な拠点であり、猴硐地区の発展の要因になったと歴史的価値を強調した。

中央社フォーカス台湾:2022年6月30日

 

 

【 G7、「台湾海峡の安定」2年連続で明記 外交部が感謝 –政治 】

ドイツで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)は28日、首脳宣言を採択し「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」と明記した。台湾海峡への言及は2年連続で、外交部(外務省)は報道資料で「強く歓迎し、心から感謝する」と表明した。同部は、今年に入って行われたさまざまな首脳級の会談や協議で台湾海峡の平和と安定を重視する姿勢が示されたことにも触れ、「台湾海峡の平和と安定はすでに国際社会の共通認識となったことを改めて示した」とした。同部は、責任を持つ国際社会の一員として民主主義の国々と引き続き連携し、価値観を基礎とした国際秩序の維持に努めると言明。また、G7のメンバーなど理念の近い国々と協力を深化させ、インド太平洋地域の平和と安定、経済繁栄、持続可能な発展を共に守っていく姿勢を示した。

中央社フォーカス台湾:2022年6月29日

 

 

【 台湾国際バルーンフェス開幕 1万5千人以上が見物 –観光– 】

東部・台東県で2日、今年で12年目となる「台湾国際バルーンフェスティバル」(台湾国際熱気球嘉年華)が開幕した。県の関係者によると、会場には約1万5000人以上の行楽客が訪れ、およそ20機の気球が大空に浮かぶ光景を楽しんだ。台風の影響が心配されたが、この日の開幕式は予定通りに実施された。会場となった草原には1日夜からテントを張って鑑賞スポットの場所取りをする人の姿も見られた。饒慶鈴台東県長は、台湾にポジティブなパワーを与えるために、今年のテーマは「台湾にエールを」にしたとあいさつした。会場は多くの若い家族連れでにぎわった。県観光協会の潘貴蘭理事長は中央社の取材に対し、行楽客の反応が良く、開幕式は成功したと強調。また宿泊施設全体の客室稼働率は7割を超えたと語り、一部では優待キャンペーンも行っているとして、予約をするなら今だとPRした。県交通・観光発展処は、台東限定のハローキティ型気球の他、くまモンなど海外のキャラクターの気球が毎週登場するとして、来訪を呼び掛けた。

中央社フォーカス台湾:2022年7月2日