北海道空知日台親善協会

2022年1月第2週TOPICS(台北駐日經濟文化代表處札幌分處)

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】

20221月第2週TOPICS

 

【 日本5県産食品への輸入規制 蔡総統「全力で国民の健康を守る」 -政治- 】

与党・民進党の党主席(党首)を兼務する蔡英文総統は12日、台湾が2011年から継続している福島など5県産食品を対象とした輸入禁止措置について、「政府は必ずや全力で国民の健康を守る」と述べ、国際的基準と科学的データに基づいて日本産食品の輸入の問題と今後の日本との協議に向き合う考えを示した。台湾は2011年の東京電力福島第1原子力発電所事故以降、福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5県産食品の輸入を禁止している。蔡総統は成長促進剤「ラクトパミン」を使用した豚肉の輸入継続が先月の国民投票で決まったことを念頭に、「世界に向かっていく台湾の人々の決意が示された」と言及。台湾と日本双方の窓口機関が意見を交わす「台日貿易経済会議」が2月に開かれることが11日に発表されたことにも触れ、「長年来、食の安全の問題は台日が経済、貿易交流を深化させる上で重要な課題になっている」と指摘した上で、国民の健康や安全を守ることを原則として問題に向き合い、社会の各界と理性的な話し合いを進めていく姿勢を示した。

中央社フォーカス台湾:2022年1月11日

 

 

【 台湾2021年の貿易統計、輸出入ともに過去最高を更新 –経済- 】

財政部(財務省)が7日発表した2021年の貿易統計(速報値)によると、年間の輸出額は前年比29.4%増の4464億5000万米ドル(約51兆7100億円)となり、過去最高を記録した。輸入は同33.2%増の3811億7000万ドル(約44兆1500億円)。同じく過去最高となった。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は652億8000万ドル(約7兆5600億円)の黒字で、同63億ドル(約7300億円)増えた。昨年12月の輸出額は単月で過去2番目に高い407億2000万ドル(約4兆7200億円)だった。前年同月比23.4%増となった。

中央社フォーカス台湾:2022年1月7日

 

 

【 台湾・屏東県、インドナツメの対日輸出に注力 –経済- 】

南部・屏東県でインドナツメの収穫時期を迎えている。近年は対日輸出を強化しており、関係者は、今年はおよそ8~10回にわたり日本に出荷できると見込んでいる。屏東県北部の高樹郷では10日、インドナツメ1.25トンが日本に出荷されるのを前に、潘孟安県長らが出席した記者会見が行われた。県農業処によると、県内のインドナツメの栽培面積は557ヘクタールで、生産量は全国2位を誇る。昨年は11.7トンが日本に輸出され、大きな反響があったという。日本への輸出時には、果実の中心温度を14日間1.2度に維持する低温処理を施すなど、厳格な品質管理をした上で出荷される。関係者は「日本への輸出が順調なら、インドナツメの輸出販売は問題ない」と海外輸出の拡大に期待を寄せた。潘氏は、昨年は257トンが海外に輸出され、輸出額は1900万台湾元(約7900万円)に上ると説明。屏東の良質なフルーツが外国で好まれていることの表れだと高品質さをアピールした。

中央社フォーカス台湾:2022年1月12日

 

 

【 パスポートランク、台湾32位 1位は日本とシンガポール –社会- 】

ビザ不要で渡航できる国や地域の数を比べた最新のパスポートランキングで、台湾は145カ国・地域に渡航できるとして32位だった。192カ国・地域に渡航できる日本とシンガポールが同数で1位だった。中国は64位で、渡航できるのは80カ国・地域とされた。ランキングは、英国のコンサルティング会社、ヘンリー・アンド・パートナーズがこのほど発表した。国際航空運送協会(IATA)のデータを基に、199カ国・地域のパスポートを比較した。

中央社フォーカス台湾:2022年1月12日

 

 

【 台湾人留学生、自民党青年局と交流 「この2年で台日の絆強まった」 –社会 】

日本に留学している台湾人学生21人が12日、東京・永田町の自民党本部を訪問し、同党青年局との意見交換会に出席した。東京台湾人留学生会副会長で筑波大学に在籍する謝昊容さんはあいさつで、新型コロナウイルスの影響を受けたこの2年で台日の絆は以前よりさらに強まったと話し、今後の友好関係の深化に期待を寄せた。青年局の小倉將信局長や鈴木隼人国際部長、山口晋国際副部長が留学生をもてなした。小倉氏は50年前から自民党青年局が同党と台湾の交流の窓口だったことに触れ、2011年の東日本大震災での台湾からの多額の援助や新型コロナ下でのマスク寄贈に対する謝意を伝えた。また日台それぞれで約8割の人が互いに好感を抱いているとする意識調査の結果にも言及し、国民間の交流の継続を願った。台湾人留学生と自民党学生部の交流にも期待を寄せた。

中央社フォーカス台湾:2022年1月13日

 

 

【 タイ、台湾の国産ワクチンを承認 外交部「国際認証取得へ努力 –経済- 】

タイ政府は10日、台湾のワクチンメーカー、メディゲン・ワクチン・バイオロジクス(高端疫苗生物製剤)製の新型コロナウイルスワクチンを承認したと明らかにした。外交部(外務省)の欧江安報道官は11日、引き続き各国と認証取得に向けた話し合いを進める考えを示した。同ワクチンの接種者は、タイ入国時の隔離期間が10日間から7日間に短縮される。また、プーケットなど指定された地域に一定期間滞在する場合は、到着後のPCR検査で陰性が確認されれば、隔離が免除される。中央感染症指揮センターによると、高端製ワクチンの接種者で入国が可能または入国後の隔離が免除される国は、タイのほか、ニュージーランド、パラオ、インドネシア、ベリーズ、ソマリランド、エストニアの7カ国となった。

中央社フォーカス台湾:2022年1月11日