北海道空知日台親善協会

2021年12月第2週TOPICS(台北駐日經濟文化代表處札幌分處)

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】

202112月第2週TOPICS

 

 

【 外交部「日米と協力し平和を守る」 安倍氏の「台湾有事」関連発言で -台日- 】

安倍晋三元首相が7日に出演した日本のテレビ番組で「台湾有事は日本有事だ」との発言の真意を説明したことを受け、外交部(外務省)の欧江安報道官は9日、「台湾を飲み込もうとする中国の野心が収まったことはない」と言及し、日本や米国など理念が近い民主主義のパートナーとの協力関係を引き続き深化させることで台湾海峡の平和と安定を守っていくと述べた。安倍氏は台湾のシンクタンクが1日に主催した講演会で「台湾有事は日本有事だ。すなわち日米同盟の有事でもある」と述べた。7日にBSフジLIVE「プライムニュース」に出演し、発言の真意を問われた際には、「台湾有事」で想定しているのは上陸などの侵攻やサイバー攻撃などだとし、さまざまな可能性があると指摘した。欧報道官は安倍氏の訪台予定について、安倍氏の都合のいい時期の訪問を歓迎すると述べた。

中央社フォーカス台湾:2021年12月9日

 

 

【 民主主義サミット開幕 唐鳳氏「台湾は世界に貢献できる」 -政治- 】

バイデン米政権がオンラインで主催する「民主主義サミット」が9日、始まった。デジタル政策を担当する唐鳳(オードリー・タン)行政院政務委員(無任所大臣)は台湾時間同日夜、フェイスブックを更新し、「台湾はサミットにただ参加するだけではなく、世界に貢献できる」との考えを示した。サミットは2日間の日程で開催。唐氏のほか、蕭美琴(しょうびきん)駐米代表(大使に相当)が台湾の代表として出席している。駐米国台北経済文化代表処(大使館に相当)は2人の9日の予定について、各会議に出席して民主主義の経験や直面する課題などを紹介するほか、民主主義の強靭性や腐敗の防止、対策などについて討論するとしている。またツイッターには、蕭氏が開幕式に出席する様子を写した写真を投稿。「世界中の民主主義を守り、強固にする上で、世界のリーダーから見識を得られる絶好の機会」だとつづった。10日に台湾を代表して「国家声明」を発表する予定の唐氏はフェイスブックに「蕭氏と共に台湾を代表して、世界中の民主主義発展に尽力するパートナーが一堂に会する民主主義サミットに参加できるのは光栄」と喜びを表明した。

中央社フォーカス台湾:2021年12月10日

 

 

【 蔡総統が9位 米誌「最もパワフルな女性100人」 コロナ対策を評価 -社会- 】

米経済誌フォーブスは7日、「世界で最もパワフルな女性」100人を発表し、蔡英文総統を9位に選んだ。昨年の37位から大きく順位を上げた。蔡氏がランクインするのは2016年以降6年連続。同誌は、台湾と中国の緊張が高まる中、2020年の総統選挙で蔡氏が再選を果たしたことは、台湾を支配しようと画策する中国への非難が見て取れると指摘。また昨年に続き「新型コロナウイルス下で発揮したリーダーシップは世界のモデルになった」と評価した。

中央社フォーカス台湾:2021年12月9日

 

 

【 世界人材ランキング、台湾は16位 発表以来最高 -社会- 】

スイスのビジネススクール、国際経営開発研究所(IMD)が9日までに公表した2021年の世界人材ランキングで、台湾は前年より順位を4つ上げ、16位にランク付けされた。報告書の発表が開始された2014年以降で最高位。同ランキングは世界64の国・地域が対象。「労働環境への投資と開発」「人材を引きつける魅力」「人材活用の準備度合い」の3つの要素を基に評価した。要素別で最も順位が高かったのは「人材活用の準備度合い」の9位で前年より6つ上昇した。「労働環境への投資と開発」は20位で前年比5つ上昇、「人材を引きつける魅力」は22位で4つ順位を上げた。国家発展委員会は9日に発表した報道資料で、新型コロナウイルスの影響を受ける中で台湾が労働市場の安定を維持し、国内人材の育成を続けるとともに海外人材の誘致を強化したことなどが順位を押し上げる要因になったと分析した。アジアでは香港(11位)、シンガポール(12位)に次いで3位。日本は前年より順位を1つ下げ、39位だった。

中央社フォーカス台湾:2021年12月9日

 

 

【 市民活動の自由度 台湾はアジアで唯一「開かれている」 -社会- 】

市民活動の強化に取り組む国際ネットワーク「CIVICUS」が8日までに発表した2021年の世界の市民活動の自由度調査報告書で、台湾はアジアで唯一、「開かれている」にランク付けされた。台湾が「開かれている」に位置付けられるのは3年連続。同報告書は市民社会組織による報告書などを基に、197の国・地域の市民社会スペースの自由度を5段階で評価した。最も評価が高い「開かれている」にランク付けされたのは台湾を含む39の国・地域。世界の人口に占める割合では3.1%にとどまった。上から2番目の「縮小している」は41の国・地域、「妨げられている」は43の国・地域、「抑圧されている」は49の国・地域、最低評価の「閉ざされている」は25の国・地域だった。アジアの26の国と地域のうち、日本や韓国、モンゴルの3カ国は「縮小している」、中国や北朝鮮、ラオス、ベトナムの4カ国は「閉ざされている」だった。

中央社フォーカス台湾:2021年12月8日

 

 

【 誠品、今年売れた本5位に村上春樹 芸術類1位は「奈良美智の世界」 -社会- 】

誠品書店は7日、今年売れた本のランキングを発表し、村上春樹さんの短編集「一人称単数」(繁体字版、以下同)が全体5位に入った。芸術類では画家、奈良美智さんの世界観に迫る「奈良美智の世界」が1位だった。誠品書店によれば、資産運用や経済系の書籍がベストセラーランキングに多く入った。新型コロナウイルスの影響下で人々の考えが変わり、経済的な豊かさと心の豊かさを追い求める読者が増えたと分析している。リラックス類では、イラストレーター、たかぎなおこさんの「はらぺこ万歳! おかわり 夫婦ごはん&親子ごはん」が1位。この他、人気漫画「深夜食堂」の23巻や「絵本 すみっコぐらし そらいろのまいにち」が同類上位5位にランクインした。今年の読書傾向に関する報告では、誠品の会員300万人の消費スタイルについても公表された。20~24歳の年齢層で本を買う人が多かったという。

中央社フォーカス台湾:2021年12月8日