北海道空知日台親善協会

2021年9月第1週TOPICS(台北駐日經濟文化代表處札幌分處)

【台北駐日經濟文化代表處札幌分處】

2021年9月第1週TOPICS

 

【国連参加を目指す台湾、国交樹立国に支持求める ‐政治-】

第76回国連総会一般討論が今月下旬に開催されるのを前に、外交部(外務省)は2日、外交関係を結ぶ各国に対し、台湾を支持する発言を行うよう要請したと明らかにした。台湾が国連システムから長年排除されている問題を正視するよう促す書簡を国連のグテーレス事務総長に送ることも求めた。国連システムへの参加を願う台湾の姿勢を示すのが狙い。外交部によれば、主にアピールするのは(1)台湾の2350万人の人々が国連システムから不当に排除されている現状に対して、国連は即時に行動を起こし、解決すること(2)台湾人や台湾メディアが国連を訪問したり、国連関連の会議やイベントに参加あるいは取材したりする権利を国連が不当に奪っている現状を直ちに正すこと(3)台湾が「持続可能な開発目標(SDGs)」実現に関する会議や仕組み、イベントに平等に尊厳を持って参加する権利を有し、実現に貢献することを国連は保障することーの3点。外交部はまた、国連総会開会前に、台湾の国連参加を支持する国内外の人から応援メッセージを募る特設サイトを駐ニューヨーク弁事処(総領事館に相当)が開設することを明らかにした。

中央社フォーカス台湾:2021年9月2日

 

【日本、台湾にワクチン50万回分を追加供与へ 5度目 外交部が感謝 ‐台日-】

茂木敏充外相は14日午前の記者会見で、台湾に英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン50万回分を提供すると発表した。準備が整い次第、輸送するとしている。日本が台湾にワクチンを提供するのは5度目となる。外交部(外務省)は同日、報道資料で、「政府と人々を代表し、心からの謝意を表明する」とコメントした。日本は6月4日に台湾にワクチン約124万回分を届けたのを皮切りに、今月7日までに計4回、合わせて約340万回分のワクチンを台湾に提供した。5回目の分を含めると、計約390万回分を台湾に供与することになる。

中央社フォーカス台湾:2021年9月14日

 

【日本の政治家が台湾の安全への関心相次ぎ表明 外交部「歓迎」 ‐台日-】

日本の政治家が台湾の安全保障に対する関心を相次いで表明しているのを受け、外交部(外務省)の欧江安(おうこうあん)報道官は9日、今後の成り行きに好意的な見方を示し、各界の友人が台湾海峡の平和と安定に引き続き関心を向けることを歓迎すると述べた。自民党の佐藤正久外交部会長は8日に開かれた台日の協力に関する座談会で、「台湾有事は日本有事」だとする見方を示した。中山泰秀防衛副大臣も同日、台湾有事は「他人事ではない。自分ごとだ」と強調した。欧氏は9日のリモート記者会見で、台湾は中国が設定した防衛ライン「第1列島線」の要(かなめ)に位置し、地域の安定において重要な役割を果たしていると指摘。政府は既存の厚い基礎の上で、日本など理念の近い国と緊密に連携し、民主主義の価値観やルールを基礎とした国際社会を共同で守っていくとともに、台湾海峡と地域の平和や安定、繁栄を守るために共に努力していくとした。また、台湾と日本の関係は友好的かつ密接であり、自由や民主主義、人権、法の支配といった基本的価値観を共有していると言及。密接な経済関係を有し、互いに重要なパートナーだとし、今後も引き続き日本との各分野での友好的協力関係を拡大するとともに、強く確かなものにしていくと述べた。

中央社フォーカス台湾:2021年9月9日

【自主建造コルベット艦が就役 蔡総統、防衛強化に自信 ‐社会-】

台湾が自主建造した海軍初の沱江(だこう)級コルベット艦「塔江艦」の就役式と高速機雷敷設艇の引き渡し式が9日、北東部・宜蘭県の海軍蘇澳中正基地で行われた。式典に出席した蔡英文(さいえいぶん)総統は、塔江艦の就役は海軍の沿岸防衛任務において「鬼に金棒となることだろう」と自信を示した。塔江艦は、コルベット艦「沱江」に改良を加えた量産型の1隻目。防空能力を備えた海軍初の小型艦となる。高速機雷敷設艇の引き渡しは2隻目。塔江艦に乗艦した蔡総統はあいさつで、1年足らずの間に塔江艦の戦闘試験評価と就役、2隻目の高速機雷敷設艇の引き渡しが予定通りに達成されたことを強調。「自主国防」への道でいかなる困難に見舞われても、一つずつ克服できることを証明したと述べた。

中央社フォーカス台湾:2021年9月9日

 

【振興券、予定通り10月使用開始へ 経済効果8000億円見込む ‐政治-】

新型コロナウイルスで打撃を受けた経済を救済するため導入される振興券「五倍券」について、行政院(内閣)に属する国家発展委員会の龔明鑫(きょうめいきん)主任委員(閣僚)は9日、感染状況に少し変化が見られたことに言及しつつ、予定通り10月に使用を開始させる方針を示した。経済効果は2000億台湾元(約8000億円)を見込む。1人当たり5000元(約2万円)分消費でき、紙製とデジタル版から選べる。蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)は、安定した感染状況の下、経済振興策を進める姿勢を示していたが、北部では感染力の強い「デルタ株」の国内感染者が相次いで確認されている。行政院の羅秉成(らへいせい)報道官は、市民が密集しないよう、紙製の予約時期をコンビニと郵便局でずらしたと説明した。来年4月30日までに生まれた国民のほか、外国人配偶者、永久居留権(永住権)を有する外国人、外交職員が受け取れる。

中央社フォーカス台湾:2021年9月9日

 

【台湾鉄道のクルーズ列車、装い新たに 特色ある駅をデザイン ‐観光-】

台湾鉄路管理局(台鉄)のクルーズ列車がリニューアルされ、出発式が3日、南港駅(台北市)で開かれた。リニューアルした車両は「駅」をテーマにデザイン。台湾各地の特色ある6駅のイメージが盛り込まれた。クルーズ列車は2011年に運行を開始。特色ある駅を巡ってその地のディープな観光スポットを訪れるパッケージツアーが組まれ、人気を博している。毎年の利用者数は6000人を超える。旅行会社のイージートラベル(易遊網)が2021年から2025年までの運営権を再び取得し、車体のデザインをリニューアルした。車両のデザインには、台鉄のマスコット、てる(鉄魯)とはなちゃん(漢娜醤)が特色ある駅を巡るというコンセプトを採用。6両のラッピング列車は、日本の風情を感じられる「竹田駅」(屏東県)などの6駅をテーマにした。

中央社フォーカス台湾:2021年9月3日