【台北駐日經濟文化代表處札幌分處】
2021年8月第4週TOPICS
【振興券、10月上旬発行へ 1人5000元分、紙とデジタル選択可 -防疫-】
行政院(内閣)は26日、新型コロナウイルスの流行によって打撃を受けた経済を救済するため導入する振興券「五倍券」の発行を10月上旬に開始すると発表した。1人当たり5000台湾元(約2万円)分消費できる。紙製とデジタル版の選択が可能で、9月下旬に予約の受け付けを開始する。使用期限は来年4月30日までとする。台湾では昨年、個人が1000元負担することで3000 元(約1万1800円)分の買い物ができる「三倍券」が発行された。今回は1000元の個人負担をなくし、政府が全額負担する。来年4月30日までに生まれた中華民国(台湾)国籍を持つ人と、永久居留権(永住権)を有する外国人が受け取れる。紙製は専用サイトやコンビニのキオスク端末、中華郵政サイトなどで予約し、郵便局で受け取る。デジタル版は専用サイトのほか、クレジットカードや電子マネー業者を通じてひも付けを行う。
中央フォーカス台湾:2021年8月27日
【収穫進む花蓮産ブンタン 日本からの受注、50トンを超える見通し -経済-】
東部・花蓮県瑞穂郷でブンタンの収穫が進められている。同郷の鶴岡地区で生産されるブンタンは「鶴岡ブンタン」としてブランド化され、台湾で高い評価を受ける。同農会は26日までに、日本からの受注量が今年は50トンを超える見込みだと明らかにした。農会の黄盛皇総幹事によると、台湾産ブンタンの輸出は中国を主な市場としており、昨年初めて日本への輸出に成功した。鶴岡ブンタンは昨年、日本からの3トンの注文を受けていた。今年のブンタンの品質は安定しており、糖度は約12~13度。9月初旬に収穫を終える予定。価格は昨年と同水準だという。
中央フォーカス台湾:2021年8月26日
【台湾、25日の国内感染ゼロ 108日ぶり 死者1人 新型コロナ –社会-】
中央感染症指揮センターは25日、新型コロナウイルスの新たな国内感染者は確認されなかったと発表した。新規国内感染者がゼロになるのは、5月9日以来108日ぶり。死者は1人確認された。台湾内の感染者は計1万5939人、死者は計830人になった。
中央フォーカス台湾:2021年8月25日
【台湾鉄道、引退した日本製旧型客車の運行復活へ 10月にも –観光-】
台湾鉄路管理局(台鉄)南廻線の電化で運行を終了した日本製を含む旧型客車が、改修を経て今年10月10日にも運用を再開する見通しであることが分かった 。台鉄の馮輝昇副局長が21日、明らかにした。観光列車として毎日1往復定期運行するほか、観光パッケージツアーも販売される。10月の運行再開が予定されているのは、「藍皮車」と呼ばれる外観が青色に塗装された日本製とインド製の旧型客車8両。昨年12月に運行を終了した。馮氏によると、9月末にも改修が完了するという。外観や内装以外に、構造の安全性維持のため、車体を全面的に検査した上で溶接修理を施し、電気配線も更新する。
改修に際しては専門家らに歴史調査研究を委託し、内装の配色や設備、ロゴマークの字体なども考証の上、当時の風貌を取り戻すようにした。馮氏は将来的に南廻線の駅の景観リニューアル計画と合わせ、鉄道観光の推進を図り、旅客輸送を兼ねた動態保存の形で多元的な鉄道の旅を開発していくと強調した。
中央フォーカス台湾:2021年8月25日
【台湾、国産ワクチンの接種開始 蔡総統が自ら接種でPR –政治-】
台湾のワクチンメーカー、メディゲン・ワクチン・バイオロジクス(高端疫苗生物製剤)製の新型コロナウイルスワクチンの接種が23日、始まった。蔡英文総統は同日朝、台北市の台湾大学医学部附設医院体育館で同ワクチンを接種し、国産ワクチンをPRした。蔡総統の接種の様子はフェイスブックでライブ配信され、メディアからの「大丈夫ですか」との問いかけに、「OK」のジェスチャーで応答。また、黄色の接種記録カードを受け取ると、親指を立ててポーズを取り、安全性をアピールした。中央感染症指揮センターによれば、高端製ワクチンは23日から29日にかけて第1期の接種が行われ、約60万人が予約した。
中央フォーカス台湾:2021年8月23日