【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2021年7月第2週TOPICS
【 屏東県より札幌市へ2回目となる医療物資が寄贈 -台日- 】
日本の新型コロナウイルス対策を支援しようと、台湾屏東県政府潘孟安知事より札幌市にエアロゾルボックス(別名:Taiwanbox)が発送され7月20日北海道苫小牧港に到着した。来週もしくは再来週に札幌市内に到着する見込み。物資の内訳は、エアノゾルボックス200セット(約100万円、送料込み)。屏東県政府は日本の医療現場で医療物資が不足しているという話を聞き、第2回目となる物資提供を感染者数が比較的多い札幌市へと決めた。医療物資は,札幌市保健所を通じ医療機関などの方々への支援として活用される予定。
2021年7月21日
【 コロナワクチンの接種進む 人口比20%突破 -防疫- 】
中央感染症指揮センターによれば、16 日に新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた人は28万6人に達し、1日当たりの人数としては過去最高を記録した。16日までに、1回目の接種を終えた人は479 万949人、総人口に占める割合は20.4%に達した。同センターの陳時中(ちんじちゅう)指揮官は、多くの国の状況から見て、総人口に占める接種者の割合が20%を超えれば、次第にワクチンの効果が見え始めるが、より良い集団免疫を獲得するにはその割合を60%以上に引き上げる必要があるとし、今後も接種を進めていく姿勢を示した。また、17日の新規国内感染者数が1桁になったのを受け、車で外出する際、車内での飲食を認めると発表した。ただ、車内に非同居家族がいる場合、飲食者以外、依然マスクの着用が求められるとしている。
中央フォーカス台湾:2021年7月17日
【 台湾産バナナ5000キロ、選手村で提供へ 初めて使用食材に選ばれる -台日- 】
東京オリンピック・パラリンピックの選手村で、台湾産バナナ5000キロが提供される。台湾産バナナがオリパラ選手村の使用食材に選ばれるのは初めて。行政院(内閣)農業委員会の陳吉仲(ちんきちちゅう)主任委員(閣僚)が16日、リモート記者会見を開き、明らかにした。オリパラで提供されるのは、生産や出荷の安全、安心を保証する農家に同委が与える「適正農業規範(TGAP)2020 PLUS」の認証を受けた台湾産バナナ。同認証を取得したバナナは昨年、東京オリパラに供給可能な食材としての認可を大会組織委員会から受けていた。
中央フォーカス台湾:2021年7月16日
【 蔡総統「台日友好は揺るがない」 日本提供のワクチン第3陣が台湾到着 -台日- 】
日本から提供された新型コロナウイルスワクチン第3陣が台湾に到着したのを受け、蔡英文(さいえいぶん)総統は15日、台湾と日本はコロナの挑戦に際し、互いに必要な時に手を差し伸べ、助け合うことができるとし、「台日の友好関係が固く揺るがないことの表れだ」との考えを示した。総統府の張惇涵(ちょうじゅんかん)報道官が明らかにした。日本が提供した英アストラゼネカ製ワクチン約97 万回分は15日午後、台湾に到着した。日本の提供数は先月4日の約124万回分、今月8日の113万回分と合わせると、計約334万回分に達する。張報道官は、総統府として日本政府のタイムリーな支援に心から感謝すると表明。台湾の人々も深く感動していることだろうと述べた。また、東京五輪の開幕が23日に迫る中、蔡総統は大会の成功を願い、各国の有力選手が集うことでウイルスと闘う人類の決意が共に示されることを期待していると説明した。
中央フォーカス台湾:2021年7月15日
【 芥川賞受賞の李琴峰さん「全力を込めた」 -社会- 】
小説「彼岸花が咲く島」で第165回芥川賞を受賞した台湾人作家、李琴峰(りことみ)さんが14日、受賞記者会見後に中央社の単独取材に応じ、心境を語った。李さんは「彼岸花~」の中で中国語、日本語、台湾語(台湾閩南語)といくつかの琉球語を混ぜ合わせ、新たな言語を作り出した。このアイデアが生まれた理由について李さんは、言語学を専攻していた経験があったのに加え、北東部・宜蘭に日本語が混ざってできた言語(宜蘭クレオール)があることを知っていたからだと説明する。そのため、言語の実験ができるかもしれないと考えた。新しい挑戦だったと李さんは話す。記者会見で社会と文学の関わりで考えていることを聞かれた際、李さんは、ここ数十年の日本文学は政治に言及したり社会の問題に踏み込んだりすることに抵抗感があるように感じるとの見解を示した。なぜ政治の要素を作品に盛り込むのか尋ねられると、「政治は私たちの生活の多くの面に影響する」とし、「小説や文学といったものは故意に政治的要素を避ける必要はない」との考えを述べた。また「政治は確かに私たちの生活、人生、さらには生死にまで影響する。だから書かないといけないと思う」と語った。
中央フォーカス台湾:2021年7月16日
【 台湾選手団、東京に向けて出発 オードリー・タン氏らがお見送り -社会- 】
東京五輪が23日に開幕するのを前に、台湾選手団の出発セレモニーが19日午前、台北松山空港で開かれた。蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)や、日本側の新型コロナウイルス対策への協力を理由に訪日を取りやめた唐鳳(オードリー・タン)行政院政務委員(無任所大臣に相当)らが駆け付け、東京に出発する選手団を見送った。教育部(教育省)体育署によれば、選手団は総勢179人。このうち134人がこの日のチャーター機で東京に向かう。選手団が搭乗するチャイナエアライン(中華航空)220便は台湾時間午後1時に松山空港を出発し、日本時間午後5時10分に羽田空港に到着する予定。同航空によれば、機内では勝利を願い、高タンパク、低脂肪な「チキンカツ丼」が主菜として提供される。東京五輪では18競技に68人が台湾代表として出場する。
中央フォーカス台湾:2021年7月19日