北海道空知日台親善協会

2021年5月第2週TOPICS(台北駐日經濟文化代表處札幌分處)

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】

20215月第2週TOPICS

 

【 屏東県産のパイナップルが旭川市内34校給食に登場 -台日- 】

北海道旭川市内25校の小中学校の給食に5月10日、台湾屛東県産のパイナップルが並んだ。同月24日には9校と、2日間に分けて計34校に台湾産パイナップルが提供される。今回の学校給食では約580個を使用し、市立病院、部長会、市職員、旭川信金、商工会など合わせて約1400個のパイナップルが消費される予定。今回台湾屏東県産のパイナップルが旭川市内学校給食で提供された背景には、今年1月、旭川市内では病院内などでの新型コロナウイルスの大規模クラスターが収束せず、医療状況が逼迫していた。その状況を聞いた屏東県政府が官民協力のもと、医療物資支援要請から約2週間で台湾から発送された出来事と、中国大陸が台湾産のパイナップルの輸入を禁止したことにより台湾のパインが行き場を失っている状況を聞いた旭川市より、恩返しとして今回の取り組みへと繋がった。

2021年5月13日

 

【 安倍前首相「八田與一を大切に覚えていてくれてありがとう  -台日- 】

日本人技師、八田與一が戦前、台湾に建設した水利施設の着工100年を祝う式典が8日に催され、安倍晋三前首相がビデオメッセージを寄せた。自身について日台の友好関係が永遠に続くよう望む1人だとし、「八田與一を大切に覚えていてくださって本当にありがとうございました」と謝意を示した。式典は南部・台南市の烏山頭ダムと八田の故郷、金沢市をオンラインで結び実施された。安倍氏の他、森喜朗元首相や超党派議員連盟、日華議員懇談会の会長を務める古屋圭司衆院議員、台湾出身の父を持つ蓮舫参院議員らがビデオメッセージを寄せた。烏山頭ダムは1920年着工。式典は昨年9月に予定されていたが延期となり、八田の命日にあたる8日に催された。台南の式典には蔡英文(さいえいぶん)総統らが出席した。

中央フォーカス台湾:2021年5月9日

 

【 台湾、65歳以上の高齢者への公費接種開始 コロナワクチン -防疫- 】

台湾は10日、65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの公費接種を開始した。台北市の台北栄民総医院の医師によれば、同日午前にワクチン公費接種を受けに来た人のうち半数近くが65歳以上の高齢者だったという。同院では公費接種の定員を増やすなどして接種希望者の増加に対応している。台湾は3月下旬からワクチンの公費接種を開始した。接種状況は芳しくなく、 公費接種を受けた人は同日午前10時現在で6万7289人にとどまっている。政府は公費接種対象の拡大やワクチン接種休暇の導入などを進め、接種意欲の向上を図ってきた。4月下旬からは自費接種も開始し、自費での接種人数は計2万4760人となっている。

中央フォーカス台湾:2021年5月11日

 

【 厄除け祈願のランタン、台南市から群馬県みなかみ町へ 月末まで展示 -台日- 】

南部・台南市の小中学生が絵を付けた色とりどりのランタンが、群馬県みなかみ町の観光スポット「たくみの里」と上越新幹線の上毛高原駅で展示されている。黄偉哲(こういてつ)市長は、同市が6日に発表した報道資料を通じて、ランタンには厄除けの意味もあると紹介し、新型コロナウイルスの早期収束と日本の人々の無病息災を願った。これらのランタンは、道教の火の神「火徳星君」のご加護を願うというテーマに沿って描かれ、元宵節(旧暦1月15日)に合わせて市内の消防局の外壁を彩っていた。黄氏は、たくみの里にも火伏せの神、からす天狗のお面「大烏天狗神輿」が鎮座していると言及。双方にとって防火、防災分野における初めての交流で「とても意義深い」と喜んだ。2013年に友好都市協定を締結して以来、親交を深めている両地。台南市によると、ランタンは同市での展示を終えた後、3月19日に海路で日本に運ばれ、ゴールデンウイークに間に合うよう設置されたという。たくみの里の総合案内所、豊楽館の周囲に約350個、上毛高原駅には50個が飾られている。

中央フォーカス台湾:2021年5月6日

 

【 第32回金曲奨候補発表 日本人音楽家の参加作も複数ノミネート -芸能- 】

ロディー・アワード」(金曲奨)の今年のノミネートリストが12日、発表された。最多ノミネートとなったのは、台湾語女性歌手ツァオ・ヤーウェン(曹雅雯)の「自本」と台湾原住民(先住民)プユマ族出身の歌手サンプーイ(桑布伊)の「得力量」。共に8部門で候補となった。日本の音楽家が参加した作品も複数ノミネートされた。授賞式は来月26日に台北市の台北アリーナで開催される。金曲奨は文化部(文化省)影視・流行音楽産業局主催で毎年開かれ、今年で第32回目を迎える。今年はアルバム・EP1499枚、計2万1349作品の応募があった。前回よりアルバムが151枚、作品が1888件増加した。日本人の音楽家では、ギタリストの大竹研やベーシストの早川徹、ドラマーの福島紀明らがメンバーとして参加する「生祥楽隊」が「野蓮出庄」でバンド賞にノミネートされた。また、音楽プロデューサーの荒井十一はカレン・モク(莫文蔚)らが歌う「自洽」で楽曲プロデューサー賞の候補に選ばれた。ボーカルレコーディングアルバム賞にノミネートされたクー・ミンシュン(柯泯薰)の「画話」には、音楽家の笛岡俊哉が主要レコーディングエンジニアなどとして参加している。

中央フォーカス台湾:2021年4月28日