北海道空知日台親善協会

2021年3月第1週TOPICS(台北駐日經濟文化代表處札幌分處)

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】

20213月第1週TOPICS

 

【 台湾産パイン、4万トン超受注 -台日- 】

行政院(内閣)農業委員会は2日、記者会見を開き、台湾産パイナップルの国内外からの受注量が4万1687トンに達したと発表した。昨年の中国向けの年間輸出量にほぼ相当する量で、陳吉仲(ちんきちちゅう)主任委員(閣僚)は喜びを示した。日本向けの輸出量は現時点ですでに昨年を大きく上回っており、過去最高に達したという。最大の輸出先だった中国は先月末、害虫を検出したとして台湾産パイナップルの輸入を今月から停止すると通達。これを受け政府は、中国以外の国・地域への輸出強化や国内の販売促進を図る方針を示していた。陳主任委員によれば、企業や個人による注文の総量が7187トンに達したほか、加工業者19社が1万5000トン、飲料業者14社が4500トンを発注。これに加え、海外へは5000トン輸出される見通しだという。日本向けの昨年の輸出総量は2171トンだったのに対し、陳主任委員によれば今年はすでに確定している分で3500トンに達している。陳氏は年間輸出量の過去最高を更新したと強調し、年間5000トン突破も見込めると語った。

中央フォーカス台湾:2021年3月3日

 

【 蔡総統、タイ日刊紙の「世界の卓越した女性24人」に選ばれる -文化・社会- 】

タイの英語日刊紙『バンコク・ポスト』はこのほど、「WOMEN SHAPING TOMORROW」と題する特集記事で「世界の卓越した女性24人」の一人に蔡英文総統を選んだ。これを受けて総統府の張惇涵報道官は1日、「蔡総統は、蔡総統自身だけでなく、台湾の代表でもある。蔡総統の選出は、台湾の人々が感染症対策で一丸となって新型コロナウイルスと戦った結果が、改めて世界に評価されたことを意味している。蔡総統は、全国民が一丸となって感染症対策に取り組み、中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)のガイドラインに従って生活していることに心から感謝している。全国民の一致団結こそが、台湾が日常の生活を取り戻せた最大の要因だ」と述べた。なお、『バンコク・ポスト』の「世界の卓越した女性24人」には、蔡英文総統のほか、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相、ミャンマーのウンサンスーチー国家顧問などが選ばれている。また、同日付の三面では「Tsai’s leadership makes its mark in Taiwan」のタイトルで、蔡英文総統の経歴を詳しく紹介している。

TaiwanToday:2021年3月2日

 

【 日本の対台湾窓口機関、台北市内で記念展示開催 震災支援に改めて感謝 -台日- 】

東日本大震災発生から10年を迎えるに当たり、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は10日から、台北市内の文化施設で記念展示を行う。同協会台北事務所(大使館に相当)が1日に報道資料で発表した。台湾からの震災支援に対する謝意を改めて示し、被災地の今を伝えたいとしている。記念展示は10日から21日まで「華山1914文化創意産業園区」で実施。被災者からの感謝のメッセージや漫画家たちが手掛けた感謝色紙、写真家による被災地の当時と現在の写真を展示するほか、東北のお土産、防災グッズ、日台の関連書籍、日本人が愛する台湾の小物などを紹介する。交流協会は「この先の日本と台湾の新たな日々のスタートとなることを願う」とし、来場を呼び掛けた。

中央フォーカス台湾:2021年3月2日

 

【 2・28事件から74年 蔡総統、民主主義と自由の大切さ訴える -政治- 】

戦後の台湾で国民党政権が市民を弾圧した「2・28事件」から74年を迎えた28日、蔡英文(さいえいぶん)総統は南部・高雄市で追悼行事に出席した。あいさつでは、民主主義と自由は台湾が発展し続けるためのカギで「最も基本的な価値」だとし、交渉の条件にするべきではなく「どんなものとも引き換えにできない」と訴えた。蔡総統は、事件発生後から数十年に渡り、権威主義的な統治が続いたとし、事件は優秀な人材を丸々一世代奪っただけでなく、多くの台湾人が事件について口をつぐむ状況をも招いてしまったと言及。それでも台湾人は諦めず、民主主義や自由のために戦ってきたと述べ、今では事件について話すたびに、二度と悲劇を繰り返してはならないと戒め合うようになったと語った。

中央フォーカス台湾:2021年2月28日

 

【 台南、彰化で元宵節の伝統行事 コロナ下でも滞りなく開催 -観光- 】

新型コロナウイルスの影響で、旧正月(春節)前後に予定されていた大型イベントが中止や延期となる中、南部・台南市や中部・彰化県では、旧正月を締めくくる「元宵節」(今年は26日)に合わせた伝統行事が、それぞれの工夫の下で滞りなく執り行われた。
▽関係者だけで開催 台南市の「塩水ロケット花火祭り」(塩水蜂炮)
町の隅々を巡るみこしに向かって地元住民らが爆竹や花火を乱射し、無病息災を祈る台南市塩水地区の奇祭。今年は感染防止対策のため一般開放はされず、ロケット花火をくくりつけた発射台「炮城」約100基が1カ所に集められ、順番に発射された。例年のにぎわいはなかったものの、光や音に引き付けられた観光客らが立ち入り禁止区域の外に詰め掛け、元宵節ならではの雰囲気を楽しんだ。
▽約200年来中断なし 彰化県の「灯排巡行」は感染対策を徹底
土地の守護神を祭る中部・彰化県花壇の文徳宮は18世紀の清朝時代に建立された道教寺院。竿に多数のちょうちんを吊り下げた「灯排」を抱えた信者の隊列が地元を練り歩き、沿道の住民がお線香を上げて平安を祈願する元宵節の恒例行事が、県の無形文化財に登録されている。文化部(文化省)によれば、起源は1828年にまでさかのぼることができるという。祭りは第2次世界大戦中でも途絶えたことがなく、今年も24日から3日間開催された。事前には社会的距離の確保やマスク着用の徹底が呼び掛けられ、クライマックスとなる最終日まで大勢の信者でにぎわった。

中央フォーカス台湾:2021年2月27日

 

【 台湾見本市・展覧会情報 - 見本市 】

2021年6月23日より3日間、台北南港博覧センターにて2021年台北國際食品見本市が開催される。中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)主催。出展品目は生鮮青果、農產物加工品、家禽製品、シーフード、食肉と食肉加工品、食用油、乳製品、健康食品、冷凍食品、缶詰類、焼き菓子、ビスケット、ワイン&アルコー ル飲料、コーヒー&紅茶、ジュース&清涼飲料、調味料及び菓子類等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。

HP : https://www.jetro.go.jp/j-messe/tradefair/detail/119641