北海道空知日台親善協会

2020年10月第2週TOPICS

【台北駐日經濟文化代表處札幌分處】

202010月第2週TOPICS

 

【オードリー・タン台湾IT大臣がNoMapsオープニングセッションに登壇 -台日-】

最近マスクMAPの製作やコロナ対策で有名な台湾のオードリー・タンデジタル大臣が札幌市で開かれているNoMapsオープニングセッションにて講演した。大臣は講演の中で、地方にこそ最先端のテクノロジーを導入する必要があるとし、ネット上に年齢は関係なく、分け隔てなく誰でも活躍することが可能だと語った。オードリー大臣は台湾のデジタル担当の大臣で、台湾の薬局にあるマスクの在庫が分かる「マスク在庫マップ」を3日で作成するなど日本でも注目を集めている。講演の中でオードリー大臣は「課題のある地方に導入することでこそ技術の効果を最大化できる」と指摘し、その上で行政のデジタル化を成功させるためには、まずは社会の課題をさまざまな世代の視点から多角的に洗い出すことが必要だとし、「先入観を持たずにさまざまな発見をして、社会を変革してほしい」、「全てのものにはヒビがあり、そして光はそこから射し込んでくる」とナポレオンの詩を引用し日本の人々に向けて語った。

オードリー大臣のオープニングセッションはNoMaps公式YOUTUBEにて視聴が可能で、台湾のポリシー(Radical Transparency)に基づき台湾政府のウェブサイトでも全編無料公開される。

NoMaps公式Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=vLIKhnPz1-k

2020年10月19日

 

【台湾の国立大学、北海道名寄市と交流覚書 協力関係深化へ -台日

南部・高雄市の国立中山大学西湾学院と北海道名寄市が16日、オンラインで国際交流に関する覚書を締結した。台湾の国立大学が日本の地方自治体と交流協定を結ぶのは初めて。中山大学西湾学院の呉亦昕助理教授(助教)によれば、両者を結び付けるきっかけとなったのは、同大が今年1~2月に実施した海外研修。学生20人が同市に12日間滞在し、各種のボランティア活動を通じて市民らと交流した。その後、世界で新型コロナウイルスの感染が拡大。研修に参加した学生が、同市では医療物資が不足していると聞き及び、自主的に募金活動を開始。防護服やゴーグル、医療用手袋などを購入し、同大を通じて同市社会福祉協議会に寄付したことで、双方の距離がさらに縮まった。同院の蔡敦浩院長は、覚書を通じて共に新しい台日関係を切り開く人材を育成したいと期待を寄せるとともに、同大がシンクタンクとなって同市の地方創生に貢献することにも意欲を示した。

中央フォーカス台湾:2020年10月17日

 

 

【イノベーション潜在力ランク、台湾は5位 首位は日本 -経済-】

米ブルームバーグ・エコノミクスが15日に発表したイノベーション潜在力ランキングで、台湾が世界135カ国・地域のうち5位となった。トップは日本。以下、米国、ドイツ、スイスが続いた。同ランキングは、制度の質、ITインフラ、ビジネス環境、人的資本の4指標に基づいて各国・地域の状況をマイナス3点からプラス3点の間で評価するもの。台湾はITインフラの項目で世界トップの2.9点を獲得。制度面では1.4点、ビジネス環境では2.1点、人的資本では1.0点だった。

中央フォーカス台湾:2020年10月16日

 

【チェン・ウェイン、9年ぶり日本復帰で好投 蔡総統の応援に感謝 -スポーツ-】

ロッテに新加入したチェン・ウェイン投手が14日夜、本拠地、ZOZOマリンで行われた楽天戦で初先発した。6回を投げ7安打2失点、4奪三振と好投したが、チームは1-4で敗れ、敗戦投手となった。日本での登板は中日時代以来9年ぶり。試合後にフェイスブックページを更新し、「本当にちょっと緊張したけど、でも楽しみだった」と心情を吐露した。「台湾からの熱い応援も海を越えて届いた」とし、SNS(交流サイト)を通じてエールを送った蔡英文(さいえいぶん)総統と頼清徳(らいせいとく)副総統に感謝を伝えた。文末には「チームに勝利をもたらせなかったのは残念」としつつ、ロッテや自身を引き続き応援してほしいとつづった。投稿には15日正午時点で2万6千件の「いいね」が寄せられている。

中央フォーカス台湾:2020年10月15日

 

【台北でナイトマーケットのイベント 8カ所が参加 人気投票も実施 -観光-】

台北市の8カ所のナイトマーケット(夜市)が参加する振興イベント「2020台北夜市打牙祭」が16日から来月30日まで開催される。今年はハロウィーンをテーマに、各夜市でスタンプラリーを行うほか、人気グルメを決めるインターネット投票なども実施。夜市の盛り上げを狙う。参加するのは、寧夏、延三、艋舺、華西街、広州街、南機場、公館、士林の8カ所の夜市。市政府市場処が主催する。「打牙祭」とはたまにご馳走を食べることを意味する。16日から来月1日には、スマートフォン用AR(拡張現実)アプリを使ったスタンプラリーを実施。各夜市で3つのおばけを捕まえれば、夜市で使える8万台湾元(約29万円)相当のクーポン券などが抽選で当たる。また、ハロウィーンに合わせ、仮装した上で任務を達成すれば抽選に参加できるキャンペーンも実施。仮装イベントは30日に寧夏夜市で、31日には艋舺、広州街、華西街の3カ所の夜市で行われる。また、8カ所の夜市で推薦された120店の中から、覆面調査員が選んだ24店を対象に、「夜市の星」を決めるインターネット投票も16日から開始する。来月22日まで「台北好市発声」のフェイスブックやインスタグラムで投票を受け付ける。

中央フォーカス台湾:2020年10月16日