北海道空知日台親善協会

2020年7月第4週TOPICS

【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】

20207月第4週TOPICS

 

【 新興・フロンティア諸国のコロナ対策ランク 台湾が首位 -防疫- 】

米ブルームバーグが20日に発表した、新興・フロンティア諸国を対象とした新型コロナウイルス対策・成果のランキングで、台湾が75カ国・地域のトップに選ばれた。ランク付けに当たっては、過去30日間の人口当たりの死者数や米グーグルが提供する小売店やオフィスなどへの移動データ、信用評価などが考慮された。2~5位はアフリカ南部のボツワナ、韓国、タイ、中国。上位3カ国に関しては、感染拡大が抑えられ、経済活動が正常に戻りつつあることや、財政状況が比較的健全な水準にあること、格付け機関による評価が高かったことなどが理由として挙げられた。ブルームバーグは結果について、死者の統計方法は国ごとに基準が異なり、データに限りがあることや、移動データではリモートワークやオンライン取引などが反映されていないことなどを指摘。あくまでも分析であり、最終的な結論を提供するものではないとの立場を示している。

中央フォーカス台湾:2020年07月21日

 

【 台湾・屏東県、日米22都市に医療物資寄贈 -台日- 】

新型コロナウイルスが世界で猛威を振るう中、南部・屏東県が、フェイスシールドや手袋、ゴーグル、防護服などの物資を日本や米国などの22都市に相次いで寄贈し、独自の“都市外交”を展開している。潘孟安(はんもうあん)県長は5月、交流がある海外の都市を支援するとして、県幹部職員に医療物資の調達を指示。今月までに、大阪市や神戸市、鹿児島県、千葉県、鎌倉市、札幌市、米アリゾナ州などに計1万点以上を届けた。屏東県によると、寄贈を受けた都市は、フェイスブックやツイッターなどを通じて台湾への感謝を表明。日米の大手各紙も関連記事を掲載した。寄贈先の一つである静岡県袋井市は、日本統治時代の水利技術者、鳥居信平(1883~1946)の出身地。屏東県とは、鳥居が同県に地下ダム「二峰圳」を建設した縁があるという。7月2日付の朝日新聞は、「10年以上交流しているが、古いつながりを大切にしてもらって大変うれしい」と喜ぶ原田英之市長の言葉を伝えた。また、兵庫県丹波篠山市は、酒井隆明市長が今年2月に訪台し、潘氏らと交流を深めた。同市ウェブサイトの市長日記では物資の寄贈について、「台湾はコロナ対策で成功されています。日本そして丹波篠山市との連携でコロナに打ち勝ちましょうとのメッセージも頂きました」と報告し、「台湾の皆さんは大変日本に好意的でこちらもいっぺんに台湾好きになりました」とつづった。潘氏は、地方自治体の資源には限りがあるが、国際援助の機運を盛り上げる呼び水になり、「Pingtung can help」(屏東は手助けできる)という精神を発揚させていきたいと意欲を示している。

中央フォーカス台湾:2020年07月16日

(屏東県より札幌市へ寄贈時の記事)

当処:     https://www.roc-taiwan.org/jpokd/post/7763.html

札幌市のページ: https://www.city.sapporo.jp/city/mayor/motion/2020/0520.html

 

【 ちびまる子ちゃんが「台湾語」教材に 教育部が吹き替え動画公開 -教育部- 】

教育部(教育省)は19日、日本と台湾のアニメの台湾語吹き替え版を制作し、教材として公開したと発表した。台湾語教育の推進とともに、アニメ産業を後押ししたいとしている。発表によると、台湾語版が制作されたのは「ちびまる子ちゃん」と「少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん」に加え、台湾発の「九藏喵窩」(じょうざんみゃおうお)と「Katz Fun」(卡滋幇)。九藏喵窩は日本進出を果たした初の台湾アニメで、今年1月から千葉テレビで放送が開始されたという。それぞれの版権元から許可を得た上で、同部と文化部(文化省)が共同で出資し吹き替えや字幕を作成した。教育部は4作について、内容が日常的で小中学生の台湾語の勉強に向いていると説明。ストーリーは家庭や学校内での生活を軸としており、多くの人々の幼い頃に共通する記憶で共感しやすいとアピールした。動画は教育部の特設サイト(https://twbangga.moe.edu.tw/index)で見られる。

中央フォーカス台湾:2020年07月19日

 

【 文化クリエーティブな新型夜市、台中に開場 グルメ&アートの競演 -観光- 】

伝統的なナイトマーケットと文化クリエーティブマーケットを融合させた新しい形の夜市「富地市場」が18日、中部・台中市にオープンした。午後早いうちから開くため、夜を待たずにいつでも買い物や食事を楽しむことができるほか、画廊でのアート鑑賞も可能。販売品を季節に応じて入れ替えるなど、新しいアイデアを多く取り入れた。同市の新たな観光スポットになることが期待されている。「ナイトマーケット美学を変える時が来た」と話すのは、同夜市のコンセプト設計を手掛けた「地表最潮」(台中市)の呉宗穎執行長。生活美学を取り入れることで、台湾の庶民文化の代表格である夜市のあり方を見直すことを提案している。呉さんによると、同夜市の最大の特色は“食”。第1弾では、麺線糊(煮込みそうめん)から沖縄料理まで、台中各地に散らばる隠れたグルメを集め、紹介する。普通の夜市で指摘されがちな屋台の重複を回避するため、ふるい分けを徹底するなど、質にもこだわったという。もう一つの特色は、のれんを配して日本の風情を漂わせた木造の屋台。また、夜にライトアップされるインスタレーションや、アーティストの作品を展示するコンテナ画廊なども設けられており、従来の夜市とは異なるアートな雰囲気を醸し出している。ス台湾:2020年07月18日

 

【 台湾新幹線の宜蘭延伸、「抜本的な渋滞対策」 -観光- 】

林佳龍(りんかりゅう)交通部長(交通相)は18日、台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)の北東部・宜蘭県への延伸について「渋滞を緩和させるための抜本的な対策だ」との考えを示した。視察先の中部・雲林県で報道陣に語った。林氏によると、延伸が実現した場合、高鉄の最北端の駅で、台湾鉄道や台北メトロ(MRT)も乗り入れる南港駅(台北市)が交通ハブとしての役割を最大限に果たし、南港と宜蘭県蘇澳を結ぶ国道5号の慢性的な渋滞の緩和につながるという。南港と南部・高雄市の左営を約1時間40分で結ぶ高鉄。昨年9月、南部・屏東県への延伸が行政院(内閣)によって発表された。宜蘭延伸を巡っては、交通部(交通省)が同10月にまとめた暫定評価で「実施可能」との見方が示されたほか、柯文哲(かぶんてつ)台北市長などからも支持する声が上がっている。交通部鉄道局の計画では、高鉄の延伸で南港-宜蘭県宜蘭市間の約50キロが約13分で結ばれることになる。台湾鉄道の特急プユマ号やタロコ号を利用の場合、同じ区間約85キロの所要時間は約1時間。

中央フォーカス台湾:2020年07月18日

 

【 台湾ドラフト 全体1位は元メジャー左腕の王維中、味全が交渉権 -スポーツ- 】

台湾プロ野球、中華職業棒球大連盟(CPBL)のドラフト会議が20日、中部・台中市内で開かれ、昨季、正式にリーグに復帰した味全ドラゴンズが全体1位で、米大リーグでのプレー経験を持つ左腕・王維中(ワン・ウェイジョン)投手を指名し、契約交渉権を得た。王は米大リーグのブルワーズやアスレチックス、パイレーツのほか、韓国のNCダイノスにも在籍した。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、海外で新たな契約が得られず、一時は目標を見失ったという王。試合に出たいという強い思いから台湾でプレーしようと決意。ドラフト参加を表明すると、台湾球界を驚かせた。東部・台東の出身で台湾原住民(先住民)アミ族の血を引く。端正な顔立ちに加え、身長190センチと恵まれた体格も持つ。味全が契約を果たせば、スター選手として人気を集めることが期待され、呉徳威ゼネラルマネジャー(GM)は何が何でも契約につなげると意気込んだ。1巡目で2人指名できる味全は、元巨人、西武の廖任磊(リャオ・レンレイ)投手も獲得。廖と共に昨年まで西武でプレーした郭俊麟(クォ・ジュンリン)投手は富邦ガーディアンズが2巡目に指名した。

中央フォーカス台湾:2020年07月21日

 

【 台湾見本市・展覧会情報 - 見本市 】

2020年10月21日より3日間、台湾南港センターにてTAITRONICS 2020が開催される。TAITRA主催。出展品目は、ソフトウェアおよびハードウェア技術、スマートシティ、AI、loT、スマート電気自動車、情報セキュリティ、スマート医療およびドローンセキュリティ管理プラットフォーム、5Gアプリケーション、5Gネットワ​​ーク仮想化技術およびインテリジェントモバイルコンピューティング、スマートヘルスケアおよび医療検査技術、再生可能エネルギー、画像認識技術、さまざまなセキュリティソリューション、クラウド、ドローン等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。

HP : https://www.jetro.go.jp/j-messe/tradefair/detail/109118